主語・主題・主格に関する主な参考文献
若野源蔵 1956 主語につく「を」と「の」の助詞、『国語学』27
1960年
三上 章 1960 『三上章著作集・象は鼻が長い―日本文法入門』2002年新装、くろしお出版
森 重敏 1965 『日本文法――主語と述語』武蔵野書院
橋本萬太郎 1968 「総主語」「小主語」の統辞法、『国語学』74
1970年
三上 章 1970 『三上章著作集・文法小論集』2002年新装、くろしお出版
三上 章 1972 『三上章著作集・続・現代語法序説―主語廃止論』2002年新装、くろしお出版
J.ライオンズ 1973 8 文法機能 主語・述語・付加詞、『理論言語学』國廣哲彌監訳、大修館
尾上圭介 1973 文核と結文の枠―『ハ』と『ガ』の用法をめぐって―、『言語研究63号日本言語学会
下條千代 1973 源氏物語の動詞文における“主題主語”対応の文末文節について、『国語学』92
北原保雄 1975 日本語の主語、『月刊言語』3月号
奥津敬一郎 1975 主語とは何か、『月刊言語』3月号
鈴木重幸 1975 主語論の問題点、『月刊言語』3月号
南不二男 1975 『主語』の周辺、『月刊言語』3月号
森口恒一 1975 タガログ語と日本語の主語、『月刊言語』3月号
毛利可信 1975 英語の主語と日本語の主語、『月刊言語』3月号
大久保忠利 1976 日本語文法主語論の建設、『月刊言語』1月号
大久保忠利 1976 言語問題の論争について―主語抹殺論支持の方々への呼びかけをこめて、『月刊言語』5月号
久野 ワ 1977 日本語の主語の特殊性、『月刊言語』6月号
1980年
ヴロダルティックアンドレ 1980 主題から主語へそして主語から主題へ、『月刊言語』8月号
國廣哲彌編黒田成幸、寺村秀夫、中右実、奥津敬一郎 1980 V.主語指向の副詞(中右実)、『日英語比較講座2文法』大修館
久野 ワ 1981 2助詞・「ハ」と「ガ」―主題・対照・総記・叙述・主語化/目的格を表す「ガ」、『日本文法研究』大修館
久野 ワ 1983 II
日本文法の諸問題・ゼロ代名詞、主題、予測性、『新日本文法研究』大修館
奥津敬一郎 1983 授受表現の対照研究 日・朝・中・英の比較<七つの授受動詞/ペア構造と視点/与え手主語か、受け手主語か/敬語か、非敬語か/身内へか、よそものへか/朝鮮語の授受表現/中国語の授受表現/英語の授受表現>、『日本語学』 4月号、明治書院
北原保雄 1984 日本語の主語―三上文法の再評価のために、『文法的に考える』大修館
安藤貞雄 1986 第7章:主語と主題/序論/「ハ」の機能について/「ガ」の機能について/旧情報と新情報/結論、『英語の論理・日本語の論理』大修館
水谷信子 1985 『日英比較話しことばの文法』くろしお出版
柴谷方良 1985 主語的なる現象、『日本語学』10月号、明治書院
内田賢徳 1985 主語プロトタイプ論、『日本語学』10月号、明治書院
尾上圭介 1985 主語・主格・主題、『日本語学』10月号、明治書院
仁田義雄 1985 主格の優位性 伝達のムードによる主格の人称指定、『日本語学』10月号、明治書院
鈴木 泰 1985 〈ナリ述語〉と〈タリ述語〉、『日本語学』10月号、明治書院
ロマーン・ヤーコブソン 1986 『ロマーン・ヤーコブソン選集・1言語の分析』服部四郎編、大修館
寺倉弘子 1986 談話における主題の省略について、『月刊言語』2月号
正保 勇 1987 主語の脱落と倒置現象―インドネシア語と日本語の対照研究、『日本語学』
10月号、明治書院
池上嘉彦編 1987 5〈主題〉―〈叙述〉による分析、『英語学コース4意味論・文体論』大修館
甲斐ますみ 1999 主題と省略、『日本語・日本文化研究』第9号、大阪外国語大学
1990年
野田時寛 1990 単文の文型と「主題」、『日本語学校論集』17、東京外国語大学
井上和子 1990
『変形文法と日本語 』上・下、大修館
中川良雄 1992 無生物主語他動詞の文(1),(2)―仏語表現と日本語,日・英・仏語の発想と日本語の非用、『研究論叢』38、39、京都外国語大学
鈴木重幸 1992 主語論をめぐって、『ことばの科学5』言語学研究会編、むぎ書房
柴谷方良 1993 『日本語の分析』大修館
吉本 啓 1993 日本語の文階層構造と主題・焦点・時制、『言語研究』103、日本言語学会
丹羽哲也 1993 仮定条件と主題、対比、『国語国文』62-10、京都大学
陳 訪沢 1994 日本語の「の」による名詞節主題文の構造、『国語国文研究』97、北海道大学
丹羽哲也 1994 主題提示の「って」と引用、『人文研究』46-2、
野田尚史 1994 日本語とスペイン語の主題化、『言語研究』105、日本言語学会
清水 登 1995 疑問表現について 院政期から室町期までの表現と主格助詞の用法をめぐって、『長野県短期大学紀要』50
黒羽栄司 1995 『現代日本語文法への12の提案』大修館
田中春美など 1995 『言語学演習』大修館
大塚純子 1995 談話主題省略と冗長さの減少について―中上級日本語学習者の場合、『国文』83、お茶の水女子大
上野珠貴 1995
井口厚夫 1995 言語と教育―主題「ハ」を含む連体修飾節の客体化、『国学院雑誌』96-11、国学院大学
藁谷敏晴 1995 非飽和名詞句、一般化則及び主題化の論理的関係に関する一考察、『慶応義塾大学言語文化研究所紀要』27
菊地康人・金水敏・益岡隆志・野田尚史・沼田善子など 1995 『日本語の主題と取り立て』くろしお出版
堀口和吉 1995 『「〜は〜」のはなし』ひつじ書房
野田尚史 1996 『新日本語文法選書 1・「は」 と「が」』くろしお出版
塚田浩恭 1996 日本語の主題構造―体系機能文法の観点から、『関西外国語大学大学院研究論集』5
田島 穆 1996 日本語と英語における主題/題目の比較、『宇都宮大学教育学部紀要 第1部』46
李 萍 1996 日本語の「〜てください」と「お〜ください」に対応する中国語の「請」の意味と構文の特徴―主語省略文を手掛かりに、『広島大学教育学部紀要 第2部』44
山本 淳 1996 『古今集遠鏡』訳文における主格助詞の取り扱いについて、『国学院雑誌』97-9
増井金典 1996 万葉集における主格のガ―複文の歌の,従属節中に主格のガは存在、『滋賀大国文』34
阿部保子 1996 思考の動詞「思う」とその主語の人称に関する一考察、『湘南文学』30、東海大学
菅井三実 1996 現代日本語における(非)主題化文の構文的アスペクトについて、『文学』42、名古屋大学文学部研究論集124
船所武志 1996 要約類型と主題文型―芥川龍之介『ピアノ』を原文章として、『国語表現研究』9、国語表現研究会
梅原恭則 1996 連体修飾語における「の」による主格表示、『言語と文芸』113、国文学言語と文芸の会 国文学
浅山佳郎 1996 目的格名詞句の主題化、『神奈川大学人文学研究所報』29
千葉 豊 1996 中古和歌における主格助詞「の」と、その構文、『国文』25、文教大学
山本 淳 1996 「古今集」俗言解に見える主格表示―『遠鏡』『鄙言』間の訳出の差異から、『米沢国語国文』25、山形県立米沢女子短期大学
中川裕志 1996 順接複文における主語の共参照関係の分析、『自然言語処理』3-2、言語処理学会
山田昌裕 1997 『大藏虎明本狂言』における主語表示の「ガ」と「ノ」、『青山語文』27、青山学院大学
山田昌裕 1997 連体節内における「が」の主格用法拡大―八代集を資料として、『茨女国文』9
塚田浩恭 1997 体系機能文法からみた日本語の主題―「有標」主題と「無標」主題、『関西外国語大学研究論集』65
松村瑞子 1997 日本語の歴史的現在と主語の人称、『言語科学』32、九州大学
千葉 豊 1997 係助詞「も」の本質的意味 主語についた「も」を中心に、『野州国文学』60、国学院大学栃木短期大学
旭 文代 1997 文型と文章論の研究 判断文と比喩による主題の理解、『東洋大学大学院紀要 文学研究科』33
西岡いずみ 1997 連体修飾節におけるノ格主語、『九大言語学研究室報告』18
野田尚史 1997 「魚は鯛がいい」―主題をもつ文の構造、『月刊言語』2月号
長谷川信子 1997 補文構造と補文の主語、『月刊言語』7月号
尾上圭介・西村義樹 1997 主語をめぐって、『月刊言語』11月号
青山文啓 1998 二重主語構文と辞書、『月刊言語』3月号
尾上圭介・木村英樹・西村義樹 1998 二重主語とその周辺―日中英対照、『月刊言語』11月号
野田時寛 1998 「名詞句+は」の用法 「主題」と「対照」について、『日本語学校論集』15、東京外国語大学
山田昌裕 1998 『狂言記』における主語表示「ガ」の「ノ」領域への進出―『大蔵虎明本狂言』との比較による、『青山語文』28、青山学院大学
吉原博克 1998 日本語の連文における直接受動文の一機能―「非主語主題化能動文」との対照から、『日本学報』17、大阪大学
鍵本有理 1998 詠嘆表現における主格表示、『国文学』77、関西大学
千葉 豊 1998 係助詞「主語・も」の「当然」の意を検証する―「『主語・も』〜非否定」の再考と、『野州国文学』61、国学院大学栃木短期大学
加藤浩司 1998 二つの過去―感情形容詞述語文における過去形化による主語の人称制限解除について、『日本文学研究』29、帝塚山学院大学
田口久美子 1998 近代における非情物主語の他動詞文について―非情物主語の意味的変遷から、『国文目白』37、日本女子大学
伊土耕平 1998 「主語の分布」から見た「城の崎にて」、『解釈』44-9・10、解釈学会
坪本篤朗 1998 主題が後置された文―日英語比較とその問題点、『人文論集』49-1、静岡大学
宮岸哲也 1998 シンハラ語と日本語の与格主語をとる述語の意味的特徴、『国語国文論集』28、安田女子大学
佐伯哲夫 1998 『要説日本文の語順』くろしお出版
? ? 1998 6.2.2.1主格和?格/7.1.4主位述位的客?序列和主?序列/7.1.5主位述位与主???的?系/7.1.6主?/7.5.1??・焦点主位・述位/7.5.2??・焦点的?定/7.5.3??・焦点的?接表?、『??功能?言学――布拉格学派』吉林教育出版社
井上和子・原田かづ子・阿部泰明 1999 2.4.3 空主語パラメータの固定・4.2.5 述語の項構造・5.5.2 同一名詞句主語・5.5.3 総称主語・、『生成言語学入門』大修館
長谷川信子 1999 補文構造と補文の主語/動詞語幹を持つVP補文と「格」の交替、『生成日本語学入門』大修館
藤村逸子 1999 日・仏語における受動文の主役性・主題性―『金閣寺』と『雪国』の場合、『言語文化論集』20-2、名古屋大学
山田昌裕 1999 『続狂言記』における主語表示の「ガ」と「ノ」―『大蔵虎明本狂言』『狂言記』との比較による、『青山語文』29、青山学院大学
高橋美奈子 1999 ‘判定詞・接続助詞「が」’による主題提示を持つ文について、『日本学報』18、大阪大学
小谷博泰 1999 日本語の「主語」と小説の文体―谷崎潤一郎『痴人の愛』『文章読本』志賀直哉『暗夜行路』をめぐって、『甲南大学紀要 文学編』111
高塚成信・湖城光恵 1999 語彙を超えたレベルでの言い換え―「主語を換える」という操作による言い換えを中心として、『岡山大学教育学部研究収録』111
河村道彦 1999 主題の標示と対照の解釈、『静岡大学教育学部研究報告人文・社会科学篇』49
F・ウンゲラー、H・-J・シュミット 1999 [補遺]スキーマ的な主語かプロトタイプ的な主語か、『認知言語学入門』池上嘉彦他訳、大修館
水谷信子 1999 3-8主語、『心を伝える日本語講座』研究社
丹羽哲也 1999 主題文の性格と「は」の使用条件について、『国語国文学』51-5、
大島資生 1999 現代語における主格の「の」について、『国語学』199集年12月
2000年
上野昇一 2000 主題小考―『枕草子』における主題提起文について、『野州国文学』66、国学院大学栃木短期大学
山田昌裕 2000 主語表示「ガ」と「ノ」―原拠本『平家物語』と『天草版平家物語』との比較―、『国語国文』38、立正大学
山田昌裕 2000 主語表示「ガ」の勢力拡大の様相 ――原拠本『平家物語』と『天草版平家物語』との比較―― 、『国語学』第51巻1号(通巻201号)
天野みどり 2000 焦点と主格補語の関係―談話資料による補語顕現率・焦点句形式調査から―、『日本語と日本文学』30、筑波大学
杉本 武 2000 日本語の所有者受動文と大主語構文について、『文芸言語研究 言語篇』37、筑波大学
小林茂之 2000 中世における主格助詞表出の一変化について、『国語と国文学』77-12、東京大学
田口久美子 2000 近代における非情物主語の他動詞文について―文構造からみた出現の推移―、『日本女子大学大学院の会会誌』19
砂川有里子 2000 談話主題の階層性と表現形式、『文芸言語研究 言語篇』38、筑波大学
河村道彦 2000 主題と対比の区別とその意味論的基盤、『静岡大学教育学部研究報告 人文・社会科学篇』50
益岡隆志 2000 日本語主語論、『日本語文法の諸相』くろしお出版
黒田史彦 2000 非逆接のナガラ節における主語の生起について、『Linguistic
Studies of Shizuoka』7、中部言語学会 Ars Linguistica
小林茂之 2000 芥川作品における連体節中の主格助詞ノ、『国文学論考』36、都留文科大
学
原口庄輔・中島平三・中村捷・河上誓作 2000 4 主語と目的語・主語の源・VP重囲・主語の繰り上げ/5 顕在的な主語の移動・主語への繰り上げ構文/4 論理形式・裸複数名詞句と写像仮説(VP内主語仮説と写像仮説/主語の複数名詞句の解釈)、『英語学モノグラフシリーズ1 「ことばの仕組みを探る」――生成文法と認知文法』研究社
仁田義雄・村木新次郎・柴谷方良・矢澤真人 2000 2 格・2.1格の概念・(a)格の表現手段・(b)形態としての格・(c)日本における格の研究史・(d)単語の結合性・(e)格の意味役割・(f)意味役割の対立・(g)名詞の意味のネットワーク/2.2 文の構造のモデル/2.3 日本語の格の体系/2.4名詞と動詞の意味的関係/3.3 主語と態対立の分布/3.5 主語と動詞との意味関係としての態、『日本語の文法1 文の骨格』岩波書店
森山卓郎 2000 [3] 「主語」について/3−1いわゆる主語と述語の関係と多義性/3−2「主語」と「は」と「が」/3−2−1「は」の表せる関係/3−2−2独立度による条件/3−2−3主題/3−2−4疑問文と「は」と「が」/3−2−5述語で性質を言う分と内容を指定する分/3−2−6対比や最低の数量を表す「は」/3−3多重主語構文と無主語文/3−4うなぎ文、『ここからはじまる日本語文法』ひつじ書房
Andrew
Radford 2000 7.主語、『入門ミニマリスト統語論』外池滋生・泉谷双藏・森川正博訳、研究社
加藤重広 2001 「象は鼻が長い」に主語が2つあるというのは本当ですか?、『シリーズ・日本語のしくみを探る4 日本語学のしくみ』町田健編、研究社
立石浩一・小泉政利 2001 『英語学モノグラフシリーズ3 文の構造』研究社
繻エ和生・松山哲也 2001 1 文の基本構造・1.1 句構造・1.2 (1.2.1 X'理論・1.2.2 文の内部構造・1.2.3 従属節の構造)・1.3(1.3.1 D構造とS構造・1.3.2 統語構造に反映される語彙特性)/3.2 「to VP」型補文(3.2.1 主語繰上げ動詞 vs. 主語コントロール動詞)/3.3.4 対格主語の構造的位置/3.5.4 主語繰上げ形容詞、『英語学モノグラフシリーズ4 補文構造』研究社
丸田忠雄・平田一郎 2001 1.6 名詞句内の主語・1.6.1 外項としての主語/1.6.2 束縛理論とSUBJECT、『英語学モノグラフシリーズ7 語彙範疇(2)』研究社
米山三明・加賀信広 2001 『英語学モノグラフシリーズ17 語の意味と意味役割』研究社
中村捷・金子義明・菊地朗 2001 2.1 統語規則・2.2
句構造と句構造規則・意味選択と主題役割・文法関係と主題関係/3.7格理論(格付与の規則と隣接条件/格フィルター/格理論と移動/例外的格表示『生成文法の新展開――ミニマリスト・プログラム』研究社
手塚正昭 2001 「って」形式の主題、『宇大国語論究』12
吉村公宏 2001 人工物主語、山梨正明ほか編『認知言語学論考』NO.1、ひつじ書房
宗宮喜代子 2001 2.4「主語・述語」の文法と論理、『ルイス・キャロルの意味論』大修館
影山太郎編 2001 第3部 主語の特性を探る・中間構文・難易構文、『日英対照動詞の意味と構文』大修館
原田信一著・福井直樹編 2001 日英語の主語・目的語の概念の相違、『シンタクスと意味―原田信一言語学論文選集』 大修館
山田昌裕 2001 主語表示「ガ」の強調表現における勢力拡大の様相 「ゾ」との関連性において、『国語国文』70-8、京都大学
天野みどり 2001 文の成立に関する言語直観―無生物主語の「に」受動文を例に、『和光大学表現学部紀要』1
天野みどり 2001 主格表示と焦点表示、『国文学』46-12、学燈社
坂本勉 2001 空主語文、『月刊言語』5月号
大庭幸男・島越郎 2002 1.1 主題関係:Gruber
(1965,1976)、『英語学モノグラフシリーズ10 左方移動』研究社
野田尚史・益岡隆志・佐久間まゆみ・田窪行則 2002 1.8 主題からみた単文・複文とテキスト?(a)主題からみた単文?(b)主題からみた複文?(c)主題からみたテキスト?1.9 主格からみた単文・複文とテキスト?(a)主格からみた単文?(b)主格からみた複文?(c)主格からみたテキスト、『日本語の文法4複文と談話』岩波書店
中村裕昭 2002 多重主格構文の派生と解釈、国立国語研究所編『日本語科学』(12)、国書刊行会
金谷武洋 2002 『日本語に主語はいらない―百年の誤謬を正す』講談社
町田 健 2002 「太朗は平泳ぎが上手だ」の主語は何か、『まちがいだらけの日本語文法―あなたの日本語は正しいか』講談社
野田尚史 2002 主語と主題――複合的な概念である「主語」の解体に向けて、『月刊言語2002年5月号別冊 創刊30周年記念別冊日本の言語学――三十年の歩みと今世紀の展望』大修館
柴谷方良 2002 対格型言語と格,主語,ヴォイスおよび項構造、生越直樹編『シリーズ言語科学4 対照言語学』東京大学出版会
大堀壽夫 2002 第8章 構文知識(ii)――「主語」と「受動態」/8.1 文法関係/8.2 「主語」の普遍性、『認知言語学』東京大学出版会
工藤真由美 2002 2 情報構造と主題構造、上田博人編『シリーズ言語科学5 日本語学と言語教育』東京大学出版会
坪井栄治郎 2002 3 受身性と受身・属性叙述性と主語の変化、西村義樹編『シリーズ言語科学2 認知言語学T:事象構造』東京大学出版会
木村英樹 2002
9 中国語二重主語文の意味と構造、西村義樹編『シリーズ言語科学2 認知言語学T:事象構造』東京大学出版会
熊代敏行 2002
9 日本語の「に−が」構文と分裂主語文 、西村義樹編『シリーズ言語科学2 認知言語学T:事象構造』東京大学出版会
西垣内泰介・石居康男 2003 3.2 日本語における主語の位置、『英語学モノグラフシリーズ13 英語から日本語を見る』研究社
尾上圭介 2003 ラレル文の多義性と主語、『月刊言語』4月号
山内 進 2003 3.4.主語の否定と動詞の否定、『言語教育学入門』大修館
山口明穂 2004 2 論理は形式に支えられる――助詞「が」の格/第三章 主語をどう考えるか/一 「が」は主格の格助詞ではない/二 日本語の中での論/三 学校文法の中の「主語」/四 「主語」が日本語の中に広まる経過/五 「が」の使い方/六 「が」は主格表示の語ではない/――時枝誠記の「詞・辞」論との関わり/七 古典の中の「が」/八 対象語格といわれる「が」/九 格助詞について/第四章 「が」「は」の論理/一 アイ・アム・チキン/二 「が」は未知の情報に「は」は既知の情報につくという区別/三 未知・既知の区別は正しいか/四 西欧的論理の受け入れ/五 「私はウナギだ」の論理/六 「私がチキンだ」/七 「私がA です」と「私はA
です」/付 主語という言葉、『日本語の論理』大修館
中村芳久 2004 第1章 主観性の言語学:主観性と文法構造・構文・2.1自動詞driveの主語、『シリーズ認知言語学入門・5 認知文法論II』大修館
谷口一美 2004 第2章 行為連鎖と構文I・2.1主語のプロトタイプとスキーマ、『シリーズ認知言語学入門・5 認知文法論II』大修館
坪井栄治郎 2004 第6章 他動性と構文II:態と他動性・2「主語」と格標示パタン・2.1主格/対格型の英語・2.2主要部標示と依存項標示・4主語特性の非普遍性・7主語特性の分裂の動機づけ・7.1統語的主語特性分裂の動機づけ、『シリーズ認知言語学入門・5 認知文法論II』大修館
堀江 薫 2004 第7章 談話と認知・4.1題目(Topic)・4.1.1題目の認知的位置付け・4.1.2談話における題目の連続性(topic
continuity)・4.1.3言語類型論の観点から見た「題目」、『シリーズ認知言語学入門・5 認知文法論II』大修館
野田尚史 2004 見えない主語を捉える、『月刊言語』2月号
野村眞木夫 2004 談話分析から見た主語、『月刊言語』2月号
仁田義雄 2004 意志性から見た主語、『月刊言語』2月号
松本克己 2004 類型論から見た主語現象、『月刊言語』2月号
三宅知宏 2004 敬意表現から見た「主語」、『月刊言語』2月号
島田康行 2004 国語教育から見た主語、『月刊言語』2月号
成山重子 2004 機械翻訳から見た主語、『月刊言語』2月号
加藤重広 2004 「名文」でたどる日本語主語論の歴史(1)「象は鼻が長い」(2)「僕はウナギだ」(3)「カキ料理は広島が本場だ」、『月刊言語』2月号
郡司隆男・西垣内泰介編著 2004 3.10 主語繰り上げ構文とコントロール構文、『ことばの科学ハンドブック』研究社
金谷武洋 2004 『英語にも主語はなかった』講談社
尾上圭介 2004 主語と述語をめぐる文法、北原保雄編『朝倉日本語講座5 文法T』朝倉書店
丹羽哲也 2004 主語と題目語、北原保雄監修・尾上圭介編『朝倉日本語講座6 文法U』朝倉書店
西村義樹 2004 主語をめぐる文法と意味、北原保雄監修・尾上圭介編『朝倉日本語講座6 文法U』朝倉書店