終助詞の研究に関する主な参考文献

 

1950

橋本進吉 1935 助詞の研究、(『助詞・助動詞の研究 橋本進吉博士著作集第八冊』 岩波書店

国立国語研究所 1951 『国立国語研究所報告3 現代語の助詞・助動詞―用法と実例―』 秀英出版

時枝誠記 1951 対人関係を構成する助詞・助動詞、『国語国文』20.9

藤原与一 1953 日本語表現法の文末助詞―その存立と生成―『国語学』11

春日和男 1953 「也」字の訓について―「ぞ」と「なり」の消長―、『国語学』15

芳賀 綏 1954 間投助詞と終助詞、『国語学』19

芳賀 綏 1954 “陳述”とは何もの?、『国語国文』23.4

佐冶圭三 1956 終助詞の機能、『国語国文』26(7)

外山映次 1957 質問表現における文末助詞ゾについて―近世初期京阪語を資料として―」、『国語学』31

佐治圭三 1957 終助詞の機能、『国語国文』26.7

宮地 裕 1959 文末助辞と質問の昇調、『国立国語研究所論集1 ことばの研究』国立国語研究所

 

 

1960

前田 勇 1960 終助詞「ぜ」、江戸・上方のそれについて、『国語学』40

橋本四郎 1960 活用形と終助詞、『国語学』41

国立国語研究所 1960 『国立国語研究所報告18 話しことばの文型(1)―対話資料による研究―』秀英出版

尾田豊子 1964 女性のことば―文末部分の表現を中心に―、『立教大学日本文学』13

白藤礼幸 1966 上代漢字文疑問助辞考―乎・哉・耶・歟について―、『国語学』68

渡辺 実 1968 終助詞の文法論的位置―叙述と陳述再説―、『国語学』72

山崎久之 1969 終助詞の待遇表現1 : 近世前期について、『群馬大学教育学部紀要. 人文・社会科学編』19

 

 

1970

山崎久之 1970 終助詞の待遇表現 2 : 近世前期について、『群馬大学教育学部紀要. 人文・社会科学編』20

山崎久之 1970 命令形の接尾辞と終助詞の「よ」「い」「いよ」:近世上方語について、『群馬大学教育学部紀要. 人文・社会科学編』21

小松寿雄 1970 係助詞・終助詞・間投助詞、『月刊文法』4、明治書院

 

石川禎紀 1972 近代女性語の語尾―「てよ・だわ・のよ」―、『解釈』9月号、解釈学会

上野田鶴子 1972 終助詞とその周辺、『日本語教育』17、日本語教育学会

 

田中章夫 1973 終助詞と間投助詞、鈴木一彦・林巨樹(編)『品詞別日本文法講座9 助詞』明治書院

田中章夫 1973 終助詞と間投助詞、鈴木一彦・林巨樹編集『品詞別日本文法講座9 助詞』明治書院

 

佐藤宣男 1976 文末用法におけるカとヤ、『佐藤喜代治教授退官記念 国語学論集』桜楓社

鈴木英夫 1976 現代日本語における終助詞のはたらきとその相互承接について、『国語と国文学』11

 

田中章夫 1977 助詞(3)、『岩波講座日本語7 文法U』岩波書店

田中章夫 1977 文末・句末の表現と語法、『日本語・日本文化』6、大阪外国語大学研究留学生別科

大野 晋 1977 日本語の助動詞と助詞、『岩波講座日本語7 文法U』岩波書店

西田直敏 1977 助詞(1)、『岩波講座日本語7 文法U』岩波書店

安田 章 1977 助詞(2)、『岩波講座日本語7 文法U』岩波書店

 

服部四郎・大野晋・阪倉篤義・松村明編 1978 『日本の言語学 第三巻文法T』大修館

 

服部四郎・大野晋・阪倉篤義・松村明編 1979 『日本の言語学 第四巻文法U』大修館

生田目弥寿 1979 感情を表す助詞―会話指導の一助として―、『国際学友会日本語学校紀要』3

長谷川政次 1979 終助詞「てよ」について、『田邊博士古稀記念 国語助詞助動詞論叢』桜楓社

此島正年 1979 『国語助詞の研究ー助詞史素描』桜楓社

宮地 裕 1979 『新版文論』明治書院

 

 

1980

高司正夫 1980 終助詞「が」の分析 : 発話行為の視点から、『九州工業大学研究報告. 人文・社会科学』28

 

寺村秀夫 1982 『日本語のシンタクスと意味T』秀英出版

 

北澤 尚 1983 意味記述についての一つの試み―終助詞の分析―、『國學院大學大學院文学研究科紀要』14

 

水谷信子 1984 きのう新宿へ映画を見に行きましたね―聞き手への関心を示す表現の誤用と非用、『日本語学』7月号、明治書院

 

小倉 肇 1985 終助詞・間投助詞、鈴木一彦・林巨樹編集『研究資料日本文法7 助詞編(三)助詞・助動詞』明治書院

 

大曽美恵子 1986 「今日はいい天気ですね。」―「はい、そうです。」、『日本語学』9月号、明治書院

 

陳 常好 1987 終助詞―話し手と聞き手の認識のギャップをうめるための文接辞、『日本語学』10月号、明治書院

 

柴田 敏 1988 古典作品における要求表現の諸形式 : 命令形+終助詞の各形式について、『日本語と日本文学』8

小松寿雄 1988 東京語における男女差の形成―終助詞を中心として―、『国語と国文学』11

鈴木英夫 1988 終助詞についての構文論的研究―問いかけと省略を中心にして―、『国語と国文学』3月号、東京大学

 

宮崎和人 1989 疑問表現におけるモダリティの階層構造、『新居浜工業高等専門学校紀要(人文科学編)』25

梅原恭則 1989 助詞の構文的機能、北原保雄編『講座日本語と日本語教育4 日本語の文法・文体(上)』明治書院

森山卓郎 1989 応答と談話管理システム、『阪大日本語研究』1

古座暁子 1989 〜か、〜のか―会話文における場合―、『教育国語』97、教育科学研究会

森山卓郎 1989 コミュニケーションにおける聞き手情報―聞き手情報配慮非配慮の理論―、仁田義雄・益岡隆志編『日本語のモダリティ』くろしお出版

森山卓郎 1989 文の意味とイントネーション、宮地裕編『講座日本語と日本語教育1 日本語学要説』明治書院

田中俊子 1989 モダリティから見た終助詞、『東北大学日本語教育研究論集』4

 

 

1990

中野伸彦 1990 江戸語における〈命令文+終助詞『ね』〉、『山口大学教育学部b研究論叢1人文科学・社会科学』40-1

冨田大同 1990 係助詞の、いわゆる終助詞的用法について:源氏物語のナムを中心に、『大阪明浄女子短期大学紀要』5

田野村忠温 1990 『現代日本語文法T 「のだ」の意味と用法』和泉書院

神尾昭雄 1990 『情報のなわ張り理論』大修館

井上 優 1990 「ダロウネ」否定疑問文について、『日本語学』12月号、明治書院

 

川森雅仁 1991 終助詞と認知様相、『電子情報通信学会 NLC 91-12

川森雅仁 1991 終助詞と認知様相 『自然言語処理研究報告』84、情報処理学会

中野伸彦 1991 江戸語における終助詞の男女差 : 女性による「な」の使用について、『国語と国文学』68(4)

中野伸彦 1991 「ね」・「よ」の働きについて『山口大学教育学部研究論叢―人文科学・社会科学―』41

富田大同 1991 いわゆる終助詞的用法について、『大阪明浄女子短期大学紀要』6

小林ミナ 1991 終助詞「か」のスコープおよび焦点に関する一考察―いわゆるyes/no疑問文を対象として―、『国語学』166

金水 敏 1991 伝達の発話行為と日本語の文末形式、『神戸大学文学部紀要』18

三宅 清 1991 明治期口語文典における副助詞・終助詞に関する一考察、『岡山大学教育学部研究集緑』86

山口佳也 1991 文節中の「か」の用法、『十文字学園女子短期大学研究紀要』22

山田 准 1991 終助詞の情報論的機能―「ワ」・「ヨ」・「ネ」とその複合形について―、『日本語・日本文化』17、大阪外国語大学研究留学生別科

益岡隆志 1991 『モダリティの文法』くろしお出版.

大曽美恵子 1991 「でしょう」「よ」とイントネーション、『関西外国語大学留学生別科日本語教育論集』1

藤原真理 1991 助詞「よ」の用法と機能、『東北大学文学部日本語学科論集』1

田野村忠温 1991 「〜だか」という言い方、『大阪外国語大学論集』6

 

橋本 修 1992 終助詞複合形の意味分析、『国語学』170

橋本 修 1992 終助詞「ね」の、意味の型とイントネーションの型―長く急激な下降イントネーションの解釈を中心に―、『日本語学』12月号、明治書院

山口佳也 1992 文節末の『か』の用法、『辻村敏樹教授古稀記念 日本語史の諸問題』明治書院

森野 崇 1992 平安時代における終助詞『ぞ』の機能、『国語学』168

鄭 相哲 1992 いわゆる確認要求の「ネ」と「ダロウ」―情報伝達論的な観点から―、『日本学報』11、大阪大学文学部日本学研究室

服部 匡 1992 現代語における「〜か」のある種の用法について、『徳島大学国語国文学』5

服部 匡 1992 汎性語の終助詞ワについて、『同志社女子大学学術研究年報』43

森山卓郎 1992 日本語における「推量」をめぐって、『言語研究』101、日本言語学会

森山卓郎 1992 疑問型情報受容文をめぐって、『語文』59、大阪大学国語国文学会

益岡隆志・田窪行則 1992 『基礎日本語文法 ―改訂版―』くろしお出版

白川博之 1992 終助詞「よ」の機能、『日本語教育』77、日本語教育学会

蓮沼昭子 1992 終助詞の複合形「よね」の用法と機能、筑波大学つくば言語文化フォーラム編『対照研究 第二号 発話マーカーについて』

伊豆原英子 1992 「ね」のコミュニケーション機能、カッケンブッシュ寛子他編『日本語研究と日本語教育』、名古屋大学出版会

太田淑子 1992 談話にみる性差の様相―終助詞を中心として―、『横浜国立大学教育紀要』32

田窪行則 1992 談話管理の標識について、文化言語学編集委員会(編)『文化言語学―その提言と建設』三省堂

佐々木泰子 1992 終助詞「ね」と丁寧さとのかかわり、『言語文化と日本語教育』4、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科

松浦千佳子 1992 失文法患者の「ね」―情報のなわ張り理論から―、『名古屋大学言語学論集』8

 

森野 崇 1993 奈良時代の終助詞『ぞ』について、『国語国文』第62巻第5号、京都大学

中野伸彦 1993 江戸語の疑問表現に関する一つの問題――終助詞『な』『ね』が下接する場合の自問系の疑問文の形式、『近代語研究』9、武蔵野書院

中野伸彦 1993 終助詞の連接形「よね」について、『国語研究』明治書院

中野伸彦 1993 終助詞の男女差の形成―江戸語における男女差形成の動き―、『山口大学教育学部研究論叢―人文科学・社会科学―』43

川岸克己 1993 係助詞ゾ・ナム・ヤ・カのモダリティ、『国語学』172

村上昭子 1993 『大蔵虎明本狂言集』における終助詞「ばや」について、『小松英雄博士退官記念 日本語学論集』三省堂

メイナード, 泉子・K 1993 『会話分析』くろしお出版

中西泰洋 1993 文末詞の待遇的な機能についての一考察、『神戸大学留学生センター紀要』1

井上 優 1993 発話における「タイミング考慮」と「矛盾考慮」―命令文・依頼文を例に―、『国立国語研究所報告105 研究報告集14』秀英出版

小野晋・森辰則・中川裕志 1993 終助詞の関係意味論的考察、『自然言語処理研究報告』94、情報処理学会

小野晋・中川裕志 1993 終助詞の関係意味論的考察―「ぞ」「ぜ」を中心として―、『自然言語処理研究報告』98、情報処理学会

近藤研至 1993 彼女はなぜ「チューしてね」といわなかったのか、『文教大学国文』22

近藤研至 1993 ヨの意味、『文教大学教育学部紀要』27

白川博之 1993 「働きかけ」「問いかけ」の文と終助詞「よ」の機能、『日本語教育学科紀要』3、広島大学教育学部

鄭 相哲 1993 「ダロウカ」の意味・用法の記述―情報伝達・機能論的な観点から―、『日本語教育論集 世界の日本語教育』3

増倉洋子 1993 終助詞「わ」の使用頻度による比較の一考察、『湘南文学』27、東海大学

金水 敏 1993 終助詞ヨ・ネ、『月刊 言語』4月号、大修館

伊豆原英子 1993 「ね」と「よ」再考―「ね」と「よ」のコミュニケーション機能の考察から―、『日本語教育』80、日本語教育学会

伊豆原英子 1993 終助詞「よ」「よね」「ね」の総合的考察―「よね」のコミュニケーション機能の考察を軸に―、『日本語・日本文化論集』1、名古屋大学留学生センター

橋本 修 1993 疑問形+終助詞「ね」のあらわす意味の類型、『小松英雄博士退官記念日本語学論集』三省堂

岡本真一郎 1993 情報への関与と文末表現―間接形と終助詞“ね”の使用への影響―、『心理学研究』64.4、日本心理学会

野田春美 1993 「のだ」と終助詞「の」の境界をめぐって、『日本語学』11月号、明治書院

野田恵子 1993 終助詞「ね」と「よ」の機能―「よね」と重なる場合―、『言語文化と日本語教育』6、 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科

松木正恵 1993 「の」と終助詞の複合形をめぐって、『日本語学』11月号、明治書院

北野浩章 1993 日本語の終助詞「ね」の持つ基本的な機能について、『言語学研究』12、京都大学言語学研究会

福島悦子 1993 終助詞の機能―話者の性提示という観点から―、『東北大学留学生センター紀要』1

 

吉田茂晃 1994 疑問文の諸類型とその実現形式―ノデスカ/マスカ型疑問文の用法をめぐって―、『島大国文』22

福島悦子 1994 終助詞「ね」の用法と機能:指導上の留意点、『東北大学留学生センター紀要』2

伊豆原英子 1994 感動詞・間投助詞・終助詞「ね・ねえ」のイントネーション―談話進行との関わりから―、『日本語教育』83、日本語教育学会

伊豆原英子 1994 終助詞「よ」の使用と使用制約―情報と待遇性の関わりから「よ」の使用条件を探る―、『名古屋大学日本語・日本文化論集』2

牧原 功 1994 間接的な質問文の意味と機能―ダロウカ、デショウカについて―、『筑波応用言語研究』1

 

鷲 留美 1995 東京語終助詞「な」の機能について−文末のモダリティ形式との関係−、『日本語・日本文化研究』第5号、大阪外国語大学

吉良文孝 1995 モダリティと疑問助詞「か」のスコープについて、『日本大学文理学部人文科学研究所研究紀要』49

楠本徹也 1995 終助詞「よ」の待遇性に関する一考察、『東京外国語大学留学生日本語教育センター論集』21

蓮沼昭子 1995  対話における確認行為「だろう」「じゃないか」「よね」の確認用法、仁田義雄編『複文の研究(下)』くろしお出版

鄭 相哲 1995 ネとダロウとジャナイカ―確認要求形式、宮島達夫・仁田義雄編『日本語類義表現の文法(上)』くろしお出版

中野伸彦 1995 終助詞「さ」「な」の働きについて、『築島裕古希記念 国語学論集汲古書院

下山千秋 1995 文末における「よね」―「ね」と比較しながら、『ことばの科学』10、名古屋大学言語文化部

日高吉隆 1995 終助詞「よ」の意味・用法とイントネーション、『創価大学別科紀要』9

三宅知宏 1995 「推量」について、『国語学』183

服部 匡 1995 終助詞の機能について―伊勢方言のニの用法の記述と「よ」との比較、『言語学研究』14、京都大学

福島悦子 1995 終助詞「ね」の用法と機能―指導上の留意点、『東北大学留学生センター紀要』2

堀崎葉子 1995 江戸語の疑問表現体系について―終助詞カシラの原型を含む疑い表現を中心に、『青山語文』25

 

鷲 留美 1996 現代日本語の性差についての一考察−女ことばとしての終助詞「わ」を巡って−、『日本語・日本文化研究』第6号、大阪外国語大学

山根智恵 1996 会話における「ね」、「よ」、「よね」、『国語学』184

岡崎正継 1996 『国語助詞論攷』おうふう

田窪行則・金水敏 1996 対話と共有知識―談話管理理論の立場から、『月刊 言語』1月号、大修館

蓮沼昭子 1996 終助詞「よ」の談話機能、上田功・砂川有里子・高見健一・野田尚史・蓮沼昭編『言語探求の領域 小泉保博士古稀記念論文集』大学書林

松井(山森)良枝 1996 終助詞の対話理解機能の分析に向けて・Preliminary Report―「ね」を例として―、『神戸大学留学生センター紀要』3

井谷玲子 1996 伝達意図と日本語終助詞―関連性理論の立場から―、『人文研究』126、神奈川大学人文学会

川成美香 1996 依頼表現のモダリティー―終助詞「ね」と「よ」に関する認知語用論的考察―、『日本女子大学紀要 文学部』45、日本女子大学文学部

後藤 斉 1996 コーパスとしての新聞記事テキストデータ―終助詞「かしら」をめぐって―、『東北大学言語学論集』5、東北大学

舒 志田 1996 ネの意味と機能―情報の縄張り理論によるネの説明の再検討を通して―、『無差』3、京都外国語大学日本語学科

中川浩志・小野晋 1996 日本語の終助詞の機能―「よ」「ね」「な」を中心として―、『自然言語処理』2、言語処理学会

中野伸彦 1996 確認要求の平叙文と終助詞「ね」―江戸語と現代語―、『山口明穂教授還暦記念国語学論集』明治書院

中野伸彦 1996 V型の確認要求の平叙文と終助詞「ね」、『山口大学教育学部研究論叢―人文科学・社会科学―』46

河野 武 1996 日本語終助詞の関連性モダリティにおける位置づけ、『大妻レヴュー』29

青木惣一 1996 「確信度」を用いた「のか」の語用論的分析、『アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター紀要』19

カノックワン・ラオハブラナキット 1996 「カナ」「カシラ」に関する考察、『日本語と日本文学』23

又平恵美子 1996 終助詞の研究―「っけ」の機能―、『筑波日本語研究』1

三宅知宏 1996 日本語の確認要求的表現の諸相、『日本語教育』89、日本語教育学会

伊豆原英子 1996 終助詞「な(なあ)」の一考察―聞き手に何を伝えているのか―、『名古屋大学日本語・日本文化論集』4

伴紀子・架谷真知子 1996 誤用からみた終助詞「ね」の指導法、『アカデミア 文学・語学編』61、南山大学

坪根由香里 1996 終助詞・接続助詞としての「もの」の意味―「もの」「ものなら」「ものの」「ものを」―、『日本語教育』91、日本語教育学会

 

井上 優 1997 「もしもし、切符を落とされましたよ」―終助詞「よ」を使うことの意味、『月刊 言語』2月号、大修館

松井(山森)良枝 1997 「ぞ」と「ぜ」について―新しいコミュニケーションの記述に向けて―、『神戸大学留学生センター紀要』4

伊藤俊一 1997 終助詞による文末表現が示す発話状況、『愛知教育大学研究報告人文・社会科学編』46

大浜るい子 1997 関連性理論から見た終助詞「よ」「ね」の機能、『広島大学教育学部紀要 第二部』45

福島悦子 1997 意見を述べる発話における終助詞の働き、『東北大学留学生センター紀要』3

山森良枝 1997 終助詞の局所的情報処理機能、『コミュニケーションの自然誌』新曜社

小川早百合 1997 現代の若者会話における文末表現の男女差、『日本語教育論文集―小出詞子先生退職記念―』凡人社

片桐恭弘 1997 終助詞とイントネーション、音声文法研究会編『文法と音声』くろしお出版.

小山哲春 1997 文末詞と文末イントネーション、音声文法研究会編『文法と音声』くろしお出版

蓮沼昭子 1997 終助詞「よ」の談話機能―その2―、『日本語教育論集―小出詞子先生退職記念―』凡人社.

井出祥子・櫻井千佳子 1997 視点とモダリティの言語行動、田窪行則編『視点と言語行動』くろしお出版

小野晋・中川裕志 1997 階層的記憶モデルによる終助詞「よ」「ね」「な」「ぞ」「ぜ」の意味論、『認知科学』2、認知科学会

宇佐美まゆみ 1997 「ね」のコミュニケーション機能とディスコース・ポライトネス、『女性のことば・職場編』ひつじ書房

尾崎喜光 1997 女性専用の文末形式のいま、『女性のことば・職場編』ひつじ書房

森山卓郎 1997 「独り言」をめぐって―思考の言語と伝達の言語―、川端善明・仁田義雄編『日本語文法 体系と方法』ひつじ書房

橋本佳美 1997 終助詞「もの」―「話し手の論理」による説明―、『日本語・日本文化研究』第7号、 大阪外国語大学

鷲 留美 1997 終助詞と発話類型:東京語終助詞「わ」と「な」の談話における働き、『日本語・日本文化研究』第7号、大阪外国語大学

小瀬百合子 1997 終助詞「ね」:統一的説明の試み、『ICU日本語教育研究センター紀要』6

中野伸彦 1997 江戸語の終助詞・上接部の種類の整理(1) い・え・さ・す・ぜ・ぞ、『山口大学教育学部研究論叢 1 人文科学・社会科学』7-1

森野 崇 1997 古代日本語の終助詞「も」の機能、『二松学舎大学論集』40

 

于  康 1998 不定語と共起する終助詞「ぞ」の機能―平安時代の仮名文献を手掛かりとして、『国語国文』第67巻第6号、京都大学

長崎靖子 1998 江戸語の終助詞「さ」の機能に関する一考察、『国語学』192

神尾昭雄 1998 情報のなわ張り理論:基礎から最近の発展まで、中右実編『日英語比較選書2 談話と情報構造』研究社

秋山 学 1998 終助詞「な」の機能―発話様式の適切さに関する諸要素から見た一考察―、『日本語と日本文学』26

金水敏・田窪行則 1998 談話管理理論に基づく「よ」「ね」「よね」の研究、堂下修司・新美康永・白井克彦・田中穂積・溝口理一郎編『音声による人間と機械の対話』オーム社

鈴木英夫 1998 現代日本語の終助詞―「な」を中心として―、『東京大学国語研究室創設百周年記念 国語研究論集』汲古書院

鈴木英夫 1998 現代日本語における女性語の文末詞、佐々木峻・藤原与一編『日本語文末詞の歴史的研究』三弥井書店

今田滋子 1998 日本語の疑問文末「か」のイントネーション再考―テレビ談話資料を中心に―、『広島大学日本語教育学科紀要』8

須藤路子・岡田光弘・西山佑司 1998 日本語の文末表現における意味解釈と音響特性、『順天堂大学スポーツ健康科学研究』2

西山令子 1998 終助詞「ね」の機能―「働きかけ」の文と「ね」、『教育学研究紀要 第二部』43、中国四国教育学会

福島和郎 1998 終助詞「よ」と「ね」の性質、『文教大学国文』27

遠藤織枝・尾崎喜光 1998 女性のことばの変遷―文末・コト・テヨ・ダワを中心に―、『日本語学』6月号、 明治書院.

井谷玲子 1998 日本語終助詞‘ネ’についての考察、『人文研究』133、神奈川大学

山口 豊 1998 江戸語における終助詞「え」「す」「て」―『人間万事虚誕計』の用例を中心に、『兵庫国漢』44、兵庫県高等学校教育研究会

 

服部 匡 1999 終助詞ネの音調に関する森山説への疑問、『国語学』199

中野伸彦 1999 江戸語の終助詞・上接部の種類の整理(3):や・よ・わ、『研究論叢. 人文科学・社会科学』49

熊野七絵 1999 言語変化の過程として見た「ね」と「な」、『教育学研究紀要 第二部』44、中国四国教育学会

福田恵子 1999 終助詞「よ」の現れる発話分析、『拓殖大学日本語紀要』9

安達太郎 1999 『日本語疑問文における判断の諸相』くろしお出版

徐 愛紅 1999 「イイ」と「イイヨ」の意味機能―談話における応答を中心に―、『日本語教育』101、日本語教育学会

井上 優 1999 状況認知と終助詞―「ね」の機能―、『日本語学』9月号、明治書院.

宮崎和人 1999 確認要求表現としての「ダロウネ」、『日本語科学』6、国立国語研究所

深尾まどか 1999 終助詞「よね」について、『日本語教育研究』38、言語文化研究所

 

 

2000

中野伸彦 2000 呼びかけの名詞に下接する終助詞:江戸語の場合、『研究論叢. 人文科学・社会科学』50

中村純子 2000 終助詞における男性語と女性語、『信州大学留学生センター紀要』1

今尾ゆき子 2000 終助詞「ナ」の機能、『鈴鹿国際大学紀要Campana7

熊野七絵 2000 文末の「かね」の意味・機能―「疑いの表現」としての位置づけ―、『広島大学留学生センター紀要』10

゙ 再京 2000 終助詞「ね」の機能―文レベルと談話レベルにおいて―、『国語学研究』39、東北大学文学部

銅直信子 2000 談話参加者の情報量と文末表現―ネ・ダロウ・ノダロウを中心に―、『千葉工業大学研究報告 人文編』37

橋本 修 2000 終助詞「ね」の、自然下降型イントネーション、『筑波大学「東西言語文化の類型論」特別プロジェクト研究成果報告書 平成11年度V』、 筑波大学.

林 朝子 2000 終助詞「よ」が持つ「失礼さ」の度合い、『三重大学留学生センター紀要』2

三宅知宏 2000 疑念表明の表現について―カナ、カシラを中心に―、『鶴見大学紀要 第1部国語・国文編』37

宮崎和人 2000 確認要求表現の体系性、『日本語教育』103

田窪行則・金水敏 2000 複数の心的領域による談話管理、坂原茂編『認知言語学の発展』ひつじ書房

冨樫純一 2000 非文末「ですね」の談話語用論的機能―心内の情報処理の観点から―、『筑波日本語研究』5

又平恵美子 2000 明治・大正期の文末表現―終助詞「わよ」―、『筑波日本語研究』5

西川弘達 2000 終助詞「よ」使用に関する学習者の認識、『南山大学国際教育センター紀要』1

金水 敏 2000 役割語探求の提案、佐藤喜代治編『国語論究第8集 国語史の新視点』明治書院

゙ 再京 2000 終助詞「よ」の機能、『言語科学論集』4、東北大学文学部

松岡みゆき 2000 終助詞「ね」の担う検索機能、『日本語学・日本語教育論集』7、 名古屋学院大学

 

服部 匡 2001 終助詞ネに関する二三の観察 : 落語を音声資料として、『同志社女子大学日本語日本文学』13

半藤英明 2001 間投助詞から「表情詞」へ―終助詞と間投助詞のカテゴリー再編、『静岡英和女学院短期大学紀要』33

柏木成章 2001 終助詞論、『大東文化大学紀要 人文学部』39

田中 彰 2001 終助詞「よ」のイントネーション・パターン分析―疑問/平叙との比較・その選択の談話への依存―、『麗澤大学大学院言語教育研究科年報』3

丹羽一彌 2001 日本語「終助詞」の分類、『人文科学論集 文化コミュニケーション学科編』37

松村瑞子 2001 日本語の会話に見られる男女差、『比較社会文化』7、九州大学大学院比較社会文化学府

井上拡子 2001 終助詞―「ね」と「よ」―、『教育国語』42)、教育科学研究会

光本浩士・濱崎敏幸・大多和寛・田村進一・柳田益造 2001 終助詞「ね」の韻律による皮肉と賞賛の識別、『電子情報通信学会論文誌 情報・システムU―パターン処理』Vol.J84-D-U, No.5

伊豆原英子 2001 「ね」と「よ」再再考、『愛知学院大学教養部紀要』491

加藤重広 2001 文末助詞「ね」「よ」の談話構成機能、『富山大学人文学部紀要』35

メイナード, 泉子・K 2001 日本語文法と感情の接点―テレビドラマに会話分析を応用して―、『日本語文法』l.1、日本語文法学会

小林千草 2001 女性のことば今昔―「ちげーよ」と「よくってよ」、『国文学』l.46、學燈社.

犬飼 隆 2001 低く短く付く終助詞「ね」、音声文法研究会編『文法と音声V』くろしお出版

杉藤美代子 2001 終助詞「ね」の意味・機能とイントネーション、音声文法研究会編『文法と音声V』くろしお出版.

森山卓郎 2001 終助詞「ね」のイントネーション―修正イントネーション制約の試み―、音声文法研究会編『文法と音声V』くろしお出版.

 

服部 匡 2002 ネとナの音調の計量的比較、『同志社女子大学学術研究年報』531

光本浩士・濱崎敏幸・大多和寛・田村進一・柳田益造 2001 終助詞「ね」の韻律による皮肉と賞賛の識別、『電子情報通信学会論文誌. D-2, 情報・システム 2-パターン処理 J84-D-II(5)

中崎 崇 2002 独話場面における終助詞「ヨ」の機能、『日本語・日本文化研究』第12号、大阪外国語大学

許 夏玲 2002 話し言葉における文末表現と終助詞「ネ」「ヨ」の共起関係 ―「ネ」「ヨ」が付かない文末表現を中心に―、『言葉と文化』3、名古屋大学国際言語文化研究科

柴原智代 2002 「ね」の習得 ―2000/2001長期研修OPIデータの分析―、『日本語国際センター紀要』12

前田広幸 2002 終助詞の階層と接続上の音調特性―現代東京語と京都語の対照、『奈良教育大学国文』25

宮崎和人 2002 終助辞「ネ」と「ナ」、『阪大日本語研究』14

野田春美 2002 終助詞の機能、宮崎和人・安達太郎・野田春美・高梨信乃『新日本語文法選書4 モダリティ』くろしお出版.

神尾昭雄 2002 『続・情報のなわ張り理論』大修館

丸山岳彦 2002 話しことばコーパスに現れる「ですね」の分析、『さわらび』11神戸市外国語大学外国語学部

 

谷川依津江 2003 「ね」のイントネーションと話題に関わる機能−上昇下降イントネーションと平坦イントネーションを伴う「ね」に注目して−、『日本語・日本文化研究』第13号、大阪外国語大学

中崎 祟 2003 疑問型情報受容文と終助詞「ヨ」、『日本語・日本文化研究』第13号、大阪外国語大学

山西正子 2003 現代語における終助詞「さ」の性格、『目白大学人文学部紀要』10

丹羽一彌 2003 日本語「終助詞」の分類、『人文科学論集. 文化コミュニケーション学科編』37

金水 敏 2003 『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』岩波書店.

松岡みゆき 2003 談話場における終助詞ヨの機能、『言葉と文化』4、名古屋大学国際言語文化研究科

李 徳霞 2003 若い世代の話し言葉における日本語の性差について―終助詞と人称代名詞を中心に―、『社会環境研究』8、金沢大学大学院社会環境科学研究科

綿巻 徹 2003 終助詞「ね」と人・関係指向の会話―自閉症児の会話分析と座談会の会話分析から、『国文学ぶ』48.12、學燈社

谷川依津江 2003 「ね」のイントネーションと話題に関わる機能―上昇下降イントネーションと平坦イントネーションを伴う「ね」に注目して―、『日本語・日本文化研究』13、大阪外国語大学日本語講座

日本語記述文法研究会編 2003 『現代日本語文法4 第8部 モダリティ』くろしお出版

任  利 2003 終助詞「かしら」における男女差の形成―近代小説における用例調査を中心に―、『筑波日本語研究』8

伊豆原英子 2003 終助詞「よ」「よね」「ね」再考、『愛知学院大学教養部紀要』512)、愛知学院大学教養教育研究会

北原保雄編 2003 『朝倉日本語講座5 文法T』朝倉書店

北原保雄監修・尾上圭介編 2004 『朝倉日本語講座6 文法U』朝倉書店