文法化の研究に関する主な参考文献

 

1980

山岡政紀 1988 疑似命令文 : 日本語モダリティの文法化の一事例、『日本語と日本文学』10

 

1990

田頭良子 1994 日本語場所表現の文法化、『国語学』176

秋元美晴 1994 文法化現象―「ふり」から「ぶり」へ、及び「さま」から「ざま」への接辞化、『人文研究』122、神奈川大学

盧  涛 1995 「むかう」と「むける」の文法化について、『帝塚山論集』83

松本曜・高田優子 1995 前置詞と文法化:その一般的特性とコラ語「前置詞」、『キリストと世界 : 東京基督教大学紀要』5

田辺和子 1995 日本語の複合動詞の後項動詞にみる文法化、『日本女子大学紀要. 文学部』45

山梨正明 1995 『認知文法論』ひつじ書房

田辺和子 1997 形式名詞「モノ」における文法化としての文脈化と主観化、『日本女子大学紀要. 文学部』47

西川盛雄 1998 接頭辞形成と文法化現象、『熊本大学教育学部紀要. 人文科学』47

川口順二 1998 「目」の文法化をめぐって、『藝文研究74

秋元美晴 1998 文法化現象の一例:名詞「気味」から接尾辞「−気味」への変遷、『人文学部紀要』10

森山由紀子 1998 古事記における補助動詞「タマフ」の用法(上)、『国語語彙史の研究』 17、和泉書院

竹沢幸一(研究代表者、課題番号:07401016) 1999 『文部省科学研究費補助金基盤研究(A)(2)研究成果報告書「空間表現の文法化に関する総合的研究」』

森山由紀子 1999 古事記における補助動詞「タマフ」の用法 ―敬語補助動詞としての文法化の一過程―(下)、国語語彙史研究会編『国語語彙史の研究 山内洋一郎教授退官記念』18、和泉書院

2000

東森勲 2000 シェークスピアの作品における談話のつなぎ語の意味と文法化、『論集』47(2)

小原京子 2000 関節節から文接続へ : 現代日本語にみる文法化と意味変化、『日本認知科学会大会発表論文集 = Annual meeting of the Japanese Cognitive Science Society17

チャンドララール,ディリープ 2000 空間的思考と空間の文法化、『沖縄大学人文学部紀要』1

中村芳久 2000 認知文法から見た語彙と構文 : 自他交替と受動態の文法化、『金沢大学文学部論集. 言語・文学篇』20

守屋哲治 2000 否定辞繰り上げ現象と文法化、『金沢大学教育学部紀要. 人文科学・社会科学編』49

田辺和子 2000 接続助詞「ものの」の文法化に伴う譲歩的意味の創出について、『日本女子大学紀要. 文学部』50

盧  濤 2000 『中国語における「空間動詞」の文法化研究―日本語と英語との関連で』白帝社

仁科陽江 2001 受容動詞の文法化 : ドイツ語におけるbekommen受け身と日本語におけるモラウ使役の対照研究、『世界の日本語教育. 日本語教育論集』11

菊地敦子 2001 語源や共存する形態素が文法化と意味の変遷に与える影響、関西大学外国語教育研究『1

坂井美恵子 2001 「ておく」の文法化、『関西外国語大学留学生別科日本語教育論集』11

福嶋健伸 2001 中世末期日本語のウチ()節における〜テイルと動詞基本形――状態化形式の文法化をめぐって――、『筑波日本語研究』第6号、筑波大学

伊藤 晃 2001 接続表現としての「それも」―情報付加のあり方と文法化の可能性、『立命館文学』56

金水 敏 2001 文法化と意味―「〜おる(よる)」論のために、『国文学』46-2、学燈社

本多 啓 2001 文構築の相互行為性と文法化―接続表現から終助詞への転化をめぐって、山梨正明編集『認知言語学論考』No.1、ひつじ書房

堀江 薫 2001 膠着語における文法化の特徴に関する認知言語学的考察―日本語と韓国語を対象に、山梨正明編集『認知言語学論考』No.1、ひつじ書房

日野資成 2001 『形式語の研究―文法化の理論と応用』九州大学出版会

秋元実治 2001 『文法化―研究と課題―』英潮社

秋元実治 2002 『文法化とイディオム化』ひつじ書房

大堀壽夫 2002 『認知言語学』東京大学出版会

藤井聖子 2002 所謂「逆条件」のカテゴリー化をめぐって―日本語と英語の分析から、生越直樹編『シリーズ言語科学4 対照言語学』東京大学出版会

工藤真由美 2002 文法化とアスペクト・テンス、上田博人編『シリーズ言語科学5 日本語学と言語教育』東京大学出版会

籾山洋介・深田智 2003 意味の拡張、松本曜編『シリーズ認知言語学入門3 認知意味論』大修館

菅井三実 2003 概念形成と比喩的思考、辻幸夫編『シリーズ認知言語学入門・1 認知言語学への招待』大修館

F・ウンゲラー、H・-J・シュミット著・池上嘉彦他訳 1998 『認知言語学入門』大修館

谷口一美 2003 『認知意味論の新展開―メタファーとメトニミー』研究社

P.J. ホッパー  2003 『文法化』九州大学出版会

谷口一美 2003 『認知意味論の新展開―メタファーとメトニミー』研究社

山口 巌 2003 「もつ」と「ある」の言語学──所有と存在の動詞をめぐって「もつ」の言語・「ある」の言語、『月刊 言語』11月号、大修館

金水 敏 2003 所有表現の歴史的変化、『月刊 言語』11月号、大修館

岸本秀樹 2003 「ある」「いる」の交替現象──存在・所有の概念と文法形式、『月刊 言語』11月号、大修館

工藤真由美 2004 『日本語のアスペクト・テンス・ムード体系―標準語研究を超えて』ひつじ書房

大堀壽夫 2004 文法化とはなにか──言語変化の謎を解く文法化の広がりと問題点、『月刊 言語』4月号、大修館

金水 敏 2004 日本語の敬語の歴史と文法化、『月刊 言語』4月号、大修館

寺澤 盾 2004 助動詞doの文法化、『月刊 言語』4月号、大修館

野村剛史 2004 近世スタンダードの動詞アスペクト、『月刊 言語』4月号、大修館

木村英樹 2004 授与から受動への文法化 ──北京語授与動詞の前置詞化をめぐって、『月刊 言語』4月号、大修館

クリスティン・ラマール 2004 中国語における方向詞のカテゴリー化、『月刊 言語』4月号、大修館

秋元実治・尾形こづえ・遠藤光暁・近藤泰弘・Elizabeth C. Traugott 2004 『コーパスに基づく言語研究―文法化を中心に』ひつじ書房

大堀壽夫 2004 文法化の広がりと問題点、『月刊?言語』4 月号、大修館書店

堀江 薫 2004 文法化(Grammaticalization)と創発的文法(Emergent Grammer)、中村芳久編 池上嘉彦・河上誓作・山梨正明監修『シリーズ認知言語学入門5 認知文法論II』大修館