敬語の研究に関する主な参考文献

 

1950

石坂正蔵 1951 敬語的人称の概念、『国語学』7

虫明吉治郎 1953 敬譲は辞である --言語過程説に於ける敬語の取扱い--、『国語学』13

辻村敏樹 1955 敬語の誤りについて、『国語学』21

日浅知子 1957 源氏物語の敬語動詞「おはす・おはします」小考 : 行く・来るの意味を中心として、『實踐文學』2

宮坂和江 1957 平家物語流布本の敬語表現、『實踐女子大學紀要. 國文學・英文學』5

国立国語研究所編 1957 『敬語と敬語意識 国立国語研究所報告11』三省堂

根来 司 1959 中古敬語の崩壊過程 --河内本源氏物語にみえる--、『国語学』39

森野宗明 1959 院政期における宮廷女流社会での待遇表現について、『国語学』36

金田一京助 1959 『日本の敬語』角川書店

 

1960

 

山崎久之 1961 おまへ」「あなた」の発生は待遇表現体系にどんな影響を与えたか、『国語学』45

虫明吉治郎 1962 敬語の本質、『国語学』50

国田百合子 1963 尊敬語と用言との関係 --平安朝文献を中心として--、『国語学』52

山崎久之 1963 『国語待遇表現体系の研究』武蔵野書院

青木 孝 1964 吾妻鏡に見える謙譲の「令(シム)」、『青山學院女子短期大學紀要』18

辻村敏樹 1967 『現代の敬語』共文社

森野宗明  1967 丁寧語「候ふ」の発達過程について --中古・院政期初頭における状況--、『国語学』 68

宮地 裕 1968 現代敬語の一考察、『国語学』72

岡野信子 1969 山口県萩市方言の待遇表現法、『国文学研究』5

小松登美 1969 寝覚物語会話文の待遇法について、『跡見学園短期大学紀要』6

春日正三 1969 日蓮聖人ご遺文の国語学的研究 (3) : 助詞「の・が」の待遇意識、『立正大学人文科学研究所年報』7

小島俊夫 1969 滑稽本・人情本にあらわれた「ワタクシ・ワタシ・オレ・オイラ」と敬語表現体系、『国語学』79

 

1970

森野宗明 1970 謙譲の補助動詞「聞ゆ」と「奉る」 : 一つの謙譲表現の発達段階説批判を中心に、『青山學院女子短期大學紀要』24

小島俊夫 1971 敬語表現体系の<ゆれ> --滑稽本・人情本にあらわれた対称代名詞-- 、『国語学』85

国立国語研究所編 1971 『待遇表現の実態国立国語研究所報告41』三省堂

文化庁 1972 『待遇表現 日本語教育指導参考書2』大蔵省印刷局

原田芳起 1972 中古における「のたまふ」の意味 : 敬語の意味体系の問題に触れて、『樟蔭国文学』9

渡辺英二 1973 「たてまつる+()給ふ」について : 源氏物語の敬語の用法、『富山大学教育学部紀要』21

小島俊夫 1973 滑稽本・人情本の助詞「ス」 --敬語表現との関連-- 、『国語学』94

小島俊夫 1974 『後期江戸ことばの敬語体系』笠間書院

古田東朔 1974 アストンの敬語研究 --人称との関連について--、『国語学』96

土屋信一 1974 江戸語の「れる・られる」敬語小考、『国語学』96

渡辺英二 1974 地の文における尊敬表現 : 源氏物語の敬語の用法、『富山大学教育学部紀要』22

小野志真男 1974 敬語論、『佐賀大国文』2

 

林四郎・南不二男編 1974 『敬語講座第1巻 敬語の体系』明治書院

林四郎・南不二男編 1973 『敬語講座第2巻 上代・中古の敬語』明治書院

林四郎・南不二男編 1974 『敬語講座第3巻 中世の敬語』明治書院

林四郎・南不二男編 1973 『敬語講座第4巻 近世の敬語』明治書院

林四郎・南不二男編 1974 『敬語講座第5巻 明治大正時代の敬語』明治書院

林四郎・南不二男編 1973 『敬語講座第6巻 現代の敬語』明治書院

林四郎・南不二男編 1973 『敬語講座第7巻 行動の中の敬語』明治書院

林四郎・南不二男編 1974 『敬語講座第8巻 世界の敬語』明治書院

林四郎・南不二男編 1974 『敬語講座第9巻 敬語用法辞典』明治書院

林四郎・南不二男編 1974 『敬語講座第10巻 敬語研究の方法』明治書院

 

遠藤和夫 1975 『源氏物語』における変則的謙譲表現、『国文学ノート』13

神谷かをる 1975 源氏物語会話文に於ける待遇表現 : 研究ノート () 、『研究紀要』13

武原 弘 1975 源氏物語における敬語の特殊相() : 地の文における尊敬語の加除を中心に、『日本文学研究』11

渡辺英二 1975 会話文における尊敬表現 : 源氏物語の敬語の用法、『富山大学教育学部紀要』23

 

久保 重 1976 源氏物語に見る待遇法の一用法について、『樟蔭国文学』14

神谷かをる 1976 源氏物語会話文に於ける待遇表現 : 研究ノート () 、『研究紀要』14

岡野信子 1976 山口県日本海沿岸島嶼域の方言の待遇表現法 : 述話部における尊敬表現法、『日本文学研究』12

桑山俊彦 1976 江戸後期における格助詞「の」と「が」の待遇価値、『国語学』104

井上親雄 1976 物語の待遇表現 --竹取物語--、『国語学』105

辻村敏樹 1976 『敬語の史的研究』東京堂出版

穐田定樹 1976 『中古中世の敬語の研究』清文堂

 

神谷かをる 1977 源氏物語会話文に於ける待遇表現 : 研究ノート () 、『研究紀要』15

藤久保 重 1977 源氏物語の地の文における敬語段階の移行について:「おはします」と叙述視点、『大阪樟蔭女子大学論集』14

 

原与一 1978 『方言敬語法の研究』春陽堂書店

 

堀畑正臣 1979 謙譲語の一考察、『国語国文研究と教育』7

 

1980

菊地康人 1980 「上下待遇表現」の記述、『国語学』122

荻野綱男 1980 敬語における丁寧さの数量化 --札幌における敬語調査から(2)-- 、『国語学』120

 

国立国語研究所編 1982 『企業の中の敬語国立国語研究所報告73』三省堂

 

国立国語研究所編 1983 『敬語と敬語意識−岡崎における20年前との比較−国立国語研究所報告77 』三省堂

荒木博之 1983 『敬語日本人論』PHP研究所

荻野綱男 1983 敬語使用から見た聞き手の位置づけの多様性、『国語学』132

真田信治 1983 最近十年間の敬語行動の変容 --五箇山・真木集落での全数調査から--  、『国語学』 133

虫明吉治郎 1983 動詞の、語性と敬語体系、『国語学』135

櫻井光昭 1983 『敬語論集--古代と現代--』明治書院

大石初太郎 1983 『現代敬語研究』筑摩書房

 

荻野綱男 1984 敬語の丁寧さを決定するもの、『数理科学』258

 

堀 素子 1985 待遇意識を反映する言語形式 : デス・マスは丁寧ですか、『城西大学女子短期大学部紀要』2(1)

宇野義方 1985 『敬語をどのように考えるか』南雲堂

坂詰力治 1985 『敬語―思いやりのコミュニケーション』有斐閣

宇野義方 1985 『敬語をどのように考えるか』南雲堂

 

国立国語研究所編 1986 『社会変化と敬語行動の標準国立国語研究所報告86 』三省堂

宮腰 賢 1986 『まゐる・まゐらす考』桜楓社

井出祥子 1986 『日本人とアメリカ人の敬語行動―大学生の場合』南雲堂

大石初太郎 1986 『敬語』筑摩書房

中島一裕 1986 待遇性と待遇法: 「あげる」とその背景、『青須我波良』32

杉村領一 1986 日本語の待遇表現の解析と状況意味論、『コンピュータソフトウェア』3(4)

荻野綱男 1986 待遇表現の社会言語学的研究、『日本語学』5(12)

野大石初太郎 1986 『敬語』筑摩書房

豊田有恒 1986 『くたばれ敬語』角川書店

吉岡泰夫 1986 高校生の敬語意識とその要因 : 済々高・人吉高・九女高における敬語行動調査から、『国語国文学研究』21

神部宏泰 1986 命令の心意と表現 : 敬語命令法の史的法則、『国語国文学研究』21

 

南不二男 1987 『敬語』岩波書店

西田直敏 1987 『国語学叢書 敬語』東京堂出版

吉岡泰夫 1987 敬語行動における知識・態度・意識・使用、『熊本短大論集』38(1)

 

熊井浩子 1988 現代日本語における「敬語誘発」について --話題主に対する敬語使用と敬語抑制--、『国語学』152

杉崎一雄 1988 『平安時代敬語法の研究--「かしこまりの語法」とその周辺--』有精堂

深田 淳 1988 敬語現象の言語記述における位置づけについて、『言語文化論集』9(2)

 

池景来・森下喜一 1989 『日本語と韓国語の敬語』白帝社

藁谷隆純 1989 『中古・中世の敬語』教育出版センター

田 哲雄 1989 女性言葉の丁寧さ、『東京学芸大学紀要. 2部門 人文科学』40

堀 素子 1989 形態素による丁寧度の分析、『城西大学女子短期大学部紀要』6(1)

金水 敏 1989 敬語優位から人称性優位へ : 国語史の一潮流、『女子大文学. 國文篇 : 大阪女子大學紀要』40

前田広幸 1989 動詞敬語の相互承接について : 句構造文法理論を用いた構文論的説明、『言語研究』96

鄭 惠卿 1989 現代日本語における「話題主」と「聞き手」の上下関係が話し手の敬語表現に及ぼす影響、『日本語と日本文学』11

 

1990

山崎久之 1990 『続 国語待遇表現体系の研究』武蔵野書院 

中野清治 1990 進行相と丁寧効果、『高岡短期大学紀要』1

森山由紀子 1990 「落窪物語」の謙譲表現と現代の謙譲表現 : 「謙譲」をめぐる史的考察の端緒として、『叙説』17

森山由紀子 1990 謙譲語成立の条件:「謙譲」の意味をさぐる試みとして、『研究年報』33

河端由美 1990 古代語における畏敬語彙についての一考察、『国語国文学研究』26

阿部美枝子 1990 動詞の尊敬語形式「お+V-stem+だ」について、『関西外国語大学留学生別科日本語教育論集』1

 

荻野綱男 1991 聞き手敬語の丁寧さ意識と敬語行動 : 丁寧だと思えば丁寧か、『文藝言語研究. 言語篇』20

塚本泰造 1991 『古今集遠鏡』における指定辞と文体の層 : 代用の「デゴザル」と待遇表現を中心に、『国語国文学研究』27

内田万里子 1991 日本語的表現 : 外国語としての日本語教育と対照研究の視点から()待遇表現その1、『研究論叢』37

彦坂佳宣 1991 東海西部地方における尊敬語の分布と歴史 --「あなたはどこに行くのか」を例に--、『国語学』166

陣内正敬 1991 「来る」の方言用法と待遇行動、『国語学』167

辻村敏樹 1991 『敬語の用法』角川書店

根来 司 1991 『源氏物語の敬語法』明治書院

宮崎里司 1991 日本語教育と敬語 : 主として敬語回避の観点から、『世界の日本語教育. 日本語教育論集』1

鈴木勁介 1991 都市社会における敬語意識と敬語行動(5) 儀礼語としての敬語(2)、『和光大学人文学部紀要』25

村上幸子 1991 敬語使用の実態調査と分析―短大生300人を対象として、『広島女学院大学論集』41

内山理恵 1991 現代敬語事情―高校生・短大生のアンケート結果に見る意識と使用、『たまゆら』23、比治山女子短期大学

 

中村 明 1992 要求表現における待遇形式の呼応、『国文学研究』106、早稲田大学

辻村敏樹 1992 『敬語論考』明治書院

内田万里子 1992 日本語的表現 : 日本語教育と対照研究の視点から()待遇表現その2、『研究論叢』38

中井精一 1992 関西共通語化の現状 : 大阪型待遇表現形式の伝播をめぐって、『阪大日本語研究』4

森昇一著・中村幸弘他編 1992 『平安時代敬語の研究―森昇一論攷集』桜楓社

奈倉俊江 1992 夫婦の呼称にみる日本語敬語の方向、『世界の日本語教育. 日本語教育論集』2

船越芳男 1992 地域社会における言語現象について : みちのくの生活言語から敬語表現を見る、『日本文学会誌』4

 

洪 珀杓 1993 丁寧表現における日本語音声の丁寧さの研究、『音聲學會會報 : 日本音声学会機関誌 : onsei-gakkai-kaiho204

中西泰洋 1993 文末詞の待遇的な機能についての一考察、『神戸大学留学生センター紀要』1

蒲谷宏・川口義一・坂本恵 1993 依頼表現方略の分析と記述 : 待遇表現教育への応用に向けて、『早稲田大学日本語研究教育センター紀要』5

金久保紀子 1993 待遇表現としての授受表現、『日本文化研究 : 筑波大学大学院博士課程日本文化研究学際カリキュラム紀要』4

辛島美絵 1993 「る・らる」の尊敬用法の発生と展開--古文書他の用例から-- 、『国語学』172

森山由紀子 1993 「謙譲語」の何が変わったのか : 用法・意味・機能の再考を通して、『同志社女子大学日本語日本文学』5

中村平治 1993 『敬語から丁寧表現へ』近代文芸社

青柳寛子 1993 「住吉物語」の伝本と敬語 : 「侍り」と「候ふ」,「聞こゆ」「奉る」「参らす」を中心にして、『新潟大学国語国文学会誌』35

 

奥山益朗 1994 『正しいようで正しくない敬語―基本用例と間違いやすい用例』講談社

蒲谷宏・川口義一・坂本恵 1994 待遇表現研究の構想、『早稲田大学日本語研究教育センター紀要』6

田野村忠温 1994 丁寧体の述語否定形の選択に関する計量的調査 -「〜ません」と「〜ないです」-、『大阪外国語大学論集』11

服部幹雄 1994 情報のなわばりと丁寧さ、『名古屋女子大学紀要. 人文・社会編』40

奥秋義信 1994 『敬語の誤典』自由国民社

菊地康人 1994 『敬語』角川書店

矢野亜希子 1994 天草版平家物語の語法研究 (1) 尊敬語形式「お〜ある」について、『活水日文』29

金子泰子 1994 若者と敬語表現、『上田女子短期大学紀要』17

田野村忠温 1994 丁寧体の述語否定形の選択に関する計量的調査―「−ません」と「−ないです」、『大阪外国語大学論集』11

尾崎喜光 1994 若年層における「問題敬語」の規範意識、『阪大日本語研究』6

黄 鴻信 1994 職場における敬語行動―職階差と年齢差,職階差と社歴差に関する男・女話者の相違、『国語学研究』33、東北大学

 

高橋万里子 1995 現代敬語の一考察―謙譲語の捉らえかた、『漢陽日本学』3

柏崎秀子 1995 談話レベルで捉える丁寧さ−談話展開が丁寧度評定に与える影響、『日本文化研究所紀要』1、亜細亜大学

池田 裕 1995 待遇表現の諸相(1)(8)、『月刊 言語』511、大修館

板詰力治 1985 『敬語−思いやりのコミュニケーション−』有斐閣

井出祥子 1995 現代日本語の敬語は 敬語の現在と未来 語用論からみた敬語 わきまえを指標するモダリティ表現としての丁寧語、『国文学』4014 、学燈社

井上史雄 1995 「現代日本語の敬語は 敬語、行動と表現 丁寧表現の現在 デス・マスの行方、『国文学』4014、学燈社

梅原恭則 1995 現代日本語の敬語は 新しい文法論と敬語 名詞の敬語法 対社会意識、『国文学』4014、学燈社

文化庁編 1995 『新「ことば」シリーズ 言葉に関する問答集〈敬語編〉』大蔵省印刷局

大久保一男 1995 『源氏物語の敬語法』おうふう

西田直敏 1995 『「自敬表現」の歴史的研究』和泉書院

小林正佳 1995 発話行為としての依頼の理解と丁寧さにかかわるもの、『横浜経営研究』16(3)

河野俊之 1995 プロソディーと丁寧表現 : 東京・大阪・名古屋の方言差を考慮して、『音聲學會會報 : 日本音声学会機関誌 : onsei-gakkai-kaiho208

田所寛行 1995 古今和歌集詞書に見る丁寧語「侍り」、『茨城キリスト教大学紀要』29

萩野貞樹 1995 いわゆる謙譲語の問題の一側面 :「申される」をめぐって、『産能大学紀要』16(1)

大谷 朗 1995 一致としての敬語化、『日本認知科学会大会論文集 = Annual meeting of the Japanese Cognitive Science Society12

北澤 尚 1995 動詞敬語の誤用の類型、『東京学芸大学紀要. 2部門, 人文科学』46

宇佐美まゆみ 1995 談話レベルから見た敬語使用 スピーチレベルシフト生起の条件と機能、『学苑』662、昭和女子大学

 

飯田 侑 1996 「お大根」のゆくえ : 女性語且つ丁寧語をめぐって、『横浜国大国語教育研究』4

白土保・井佐原均 1996 待遇表現におけるモーラ数と丁寧さとの関係、『電子情報通信学会総合大会講演論文集 1996.情報・システム(1)

菊地康人 1996 『敬語再入門』丸善

文化庁編 1996 『新「ことば」シリーズ 言語に関する問答集敬語編〈2〉』大蔵省印刷局

出雲朝子 1996 『鼠の草子絵巻』諸本の画中詞における人称詞と敬語 : 性差の観点を中心に、『青山學院女子短期大學紀要』50

田所寛行 1996 『後撰和歌集』詞書と聞き手尊敬語「侍り」、『茨城キリスト教大学紀要. I, 人文科学』30

泉 基博 1996 『十訓抄』(会話文)の敬語 : (させ)給ふ・給ふ・る(らる) 、『甲南女子大学研究紀要』33

池田 裕 1996 待遇表現の諸相(9)〜(12)」『月刊 言語』14、大修館

徳地慎二 1996 謙譲表現”お・ご〜する”、”お・ご〜いたす”と指標性について、『International Journal of Pragmatics6Pragumatics Association of Japan

黒川幸恵 1996 女子大生にみる現代敬語意識―母親世代との比較、『コミュニケーションと人間』5、愛知淑徳大学

坂本清恵 1996 短大生とその親の敬語使用について、『埼玉女子短期大学研究紀要』7 

 

姜 錫祐 1997 同一集団の中での第三者に対する待遇表現 大学応援団を事例として、『日本学報』16、大阪大学

中北美千子 1997 談話における「デショウ」の機能 敬語レベルシフトの観点からの試論、『日本女子大学大学院の会会誌』16     

深尾まどか 1997 大学生の敬語意識―丁寧さと親しさの調節について、『日本語教育研究』33

嶺田明美 1997 現代女子学生の「話題の敬語」の使用の実態とその分析、『学苑』690、昭和女子大学

名古屋ことばのつどい編集委員会編 1997 『日本語論究〈5〉敬語』和泉書院

菊地康人 1997 『敬語』講談社

浅田秀子 1997 『日本語にはどうして敬語が多いの?』アリス館

渋谷勝己 1997 日本語学習者のスタイル切り替え : 従属節の丁寧表現をめぐって、『無差』4

白土保・井佐原均 1997 待遇表現の丁寧さの計算モデル、『電子情報通信学会総合大会講演論文集 1997.情報システム(1),

高橋敬一 1997 『今昔物語集』における「テ侍リ」「テ候フ」の用法 : 丁寧語のアスペクト的性格の検討を通して、『国語国文学研究』32

福島直恭 1997 『版本狂言記』における待遇的表現形式の出現条件 : 主節と従属節における現れ方の違いを中心として、『国語国文論集』26

長崎靖子 1997 江戸語の終助詞「さ」による待遇表現機能、『国語学』190

森山由紀子 1997 所謂「謙譲語の丁寧語化」について:「尊者定位重視」の敬語から「自己定位重視」の敬語へ、『同志社女子大学日本語日本文学』9

前田広幸 1997 日本語敬語体系における四つの非対称性について : その背景にある語用論的原理および競合する原理間の優先関係、『女子大文学. 國文篇 : 大阪女子大學紀要』

神鳥武彦・福島真司 1997 対人認知と敬語形式の選択 : 広島市域における「訪問時のあいさつ」、『佐賀大国文』25

 

萩野貞樹 1998 謙譲語は受け手を尊敬しない : 謙譲語論の一断面、『産能大学紀要』19(1)

尾崎喜光 1998 待遇表現としての機能負担量の地域差、『国語学』192

小島俊夫 1998 『後期江戸ことばの敬語体系』笠間書院

小島俊夫 1998 『日本敬語史研究―後期中世以降』笠間書院

西田直敏 1998 『日本人の敬語生活史』翰林書房

中谷真由美 1998 富山県黒部方言における待遇表現--多変量解析による社会言語学的考察--、『国語学』194

白土保・井佐原均 1998 待遇表現の丁寧さの計算モデル : 語尾の付加による待遇値変化、『自然言語処理 = Journal of natural language processing5(1)

蒲谷 宏 1998 『敬語表現』大修館書店

蒲谷宏・川口義一 1998 『敬語表現』大修館

蒲谷宏・川口義一・坂本恵 1998 待遇表現としての「ご挨拶」について、『早稲田日本語研究』6

泉 基博 1998 『十訓抄の敬語表現についての研究』笠間書院

三輪 正 1998 人称詞と敬語 : 言語倫理学的考察、『人文学部紀要』17

三上勝男・胡躍華 1998 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究 : 札幌圏を中心として、『北海道教育大学紀要. 教育科学編』49(1)

三上勝夫・胡躍華 1998 日本人の敬語意識の実態に関する調査研究 : 札幌圏を中心として、『北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編』48(2)

壬生幸子 1998 きょうだい間会話の敬語 : 文学表現と口頭表現、『共栄学園短期大学研究紀要』14

神鳥武彦・福島真司 1998 敬語形式の選択に認められる話し手の許容期待度 : 広島方言話者を対象として、『佐賀大国文』26

川上徳明 1998 「敬度」「敬度値」「敬度指数」敬意の度合の客観的な把握のために、『比較文化論叢 札幌大学文化学部紀要』1

李 丙万 1998 現代日本語の敬語―「〜(さ)せていただく」考、『野州国文学』61、国学院大学栃木短期大学

陳 采玉 1998 現代日本語における若者の敬語使用の実態―高校生・大学生・社会人の比較、『言語科学論集』2、東北大学

岸本千秋 1998 女子大生の敬語意識、武庫川女子大学言語文化研究所年報』9

荻野綱男 1998 最近の敬語意識―学生と社会人のアンケート調査から、『玉藻』34、フェリス女学院大学

 

『月刊 言語』 1999 特集;敬語は何の役に立つか−日本語の未来と敬語の存在、11月号、大修館

井上史雄 1999 『敬語はこわくない』講談社

氏家洋子 1999 「辞」の敬語と消極的ポライトネス:聞き手に対する心的態度の表明、『研究論叢. 人文科学・社会科学』49

渡辺和枝 1999 学生の敬語に対する意識について、『松山東雲短期大学研究論集』30

三輪 正 1999 人称詞と敬語 (II) : 言語倫理学的考察、『人文学部紀要』18

井上史雄 1999 敬語の西高東低 : 現代敬語の動き、『月刊 言語』11月号

前川喜久雄 1999 発話の丁寧さの知覚におよぼす語彙的要因と韻律的要因の関係とその社会差、『電子情報通信学会技術報告』9-16

文化庁文化部国語課編 1999 『国語に関する世論調査〈平成10年度〉―敬語・漢字・外来語平成111月調査    世論調査報告書』大蔵省印刷局

宮地 裕 1999 『敬語・慣用句表現論―現代語の文法と表現の研究〈2〉』明治書院

宮地 裕 1999 『敬語・慣用句表現論』明治書院

 

2000

大淵幸治 2000 『丁寧なほど、おそろしい「京ことば」の人間関係学』祥伝社

奥秋義信 2000 『誤用乱用テレビの敬語』講談社

三輪 正 2000 『人称詞と敬語―言語倫理学的考察』人文書院

彭 国躍 2000 『近代中国語の敬語システム―「陰陽」文化認知モデル』白帝社

伊吹 一 2000 『笠間選書 18 暮らしの中の敬語』笠間書院

鈴木智映子 2000 小学生作文にみられることばの変化 : 特に敬語の変遷をめぐって、『学習院大学国語国文学会誌』43

 

賈 恵京 2001 『日韓両国語における敬語の対照研究』白帝社

浅田秀子 2001 『敬語で解く日本の平等・不平等』講談社

永田高志 2001 『第三者待遇表現史の研究』和泉書院

米澤昌子 2001 待遇表現としての受給動詞 : 受給動詞の使用状況と話し手の心的態度の考察、『同志社国文学』54

山本もと子 2001 接続助詞「から」と「ので」の違い:「丁寧さ」による分析、『信州大学留学生センター紀要』2

藤原徳悠 2001 『蓮如上人「御文」の敬語表現』和泉書院

小島俊夫 2001 後期江戸語敬語体系における言語行動の〈場〉、『日本語と日本文学』33

小林賢次 2001 和泉流三百番集本狂言におけるシャル・サシャル敬語、『國語と國文學』78(1)

中村龍兵 2001 「敬語」考ー「日本語表現」授業の現場から、『大手前大学社会文化学部論集』1 (創刊記念合併号)

丸元聡子・白土保・井佐原均 2001 敬語表現の誤用 : 実験心理学的手法によるアプローチ、『電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語』100(697)

寺本紀子 2001 近代における敬語の変遷について、『学習院大学国語国文学会誌』44

樽田ミエ子 2001 THINKとの比較から見た話し言葉における「と思う」の敬語的用法、『東海大学紀要. 留学生教育センター』21

 

村上千亜紀・山田一朗 2002 「○○様」という呼びかけは,看護師の言葉を丁寧にしているか、『日本看護研究学会雑誌』25(3)

中村平治 2002 丁寧はぞんざい、ぞんざいは丁寧 (2) 、『福岡大學人文論叢』34(1)

中村平治 2002 丁寧はぞんざい、ぞんざいは丁寧、『福岡大學人文論叢』33(4)

中村幸弘 2002 『古典敬語詳説』右文書院

磯部佳宏 2002 「お話」「ご案内」は尊敬語か謙譲語か? 、『山口大學文學會誌』52

小島俊夫 2002 後期江戸語敬語体系における<あなた・おまへさん>、『日本語と日本文学』34

舛田弘子 2002 「敬語」を含む「待遇表現」の被使用場面における短大生の意識について、『仙台白百合女子大学紀要』6

 

菊地康人編・北原保雄 2003 『朝倉日本語講座 敬語』朝倉書店

杉崎夏夫 2003 『後期江戸語の待遇表現』おうふう

牧原 功 2003 形容詞・助動詞の丁寧形の許容度に関する一考察、『群馬大学留学生センター論集』3

林 四郎 2003 『敬語研究の方法』明治書院

楊  寧 2003 現代若者の敬語意識:現代敬語の乱れという視点から、『日本語・日本文化研究』10

登田龍彦 2003 日本語における存在文と所有文の主語と尊敬語化について、『熊本大学教育学部紀要. 人文科学』52

Elena, Slyusareva 2003 学校における生徒の対教師敬語使用 : 新潟市とその周辺にある小学校・中学校・高等学校の調査結果から、『現代社会文化研究』26

丸元聡子・白土保・井佐原均 2003 敬語表現に対する印象の統計的分析 : 敬語の形式への依存性、『電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語』102(688)

 

桑田 明 2004 『「けり」と敬虔語の考察―今知る日本のことば・心』近代文芸社

柴田 武 2004 『ホンモノの敬語』角川書店

Slyusareva,Elena 2004 書き言葉における、生徒の対教師敬語表現について : 新潟市とその周辺の小学校・中学校・高等学校の調査結果から、『現代社会文化研究』29

鈴木智映子 2004 現代における敬語使用と規範意識の変遷、『学習院大学国語国文学会誌』47