複合動詞の研究

 

金田一京助 1935 アイヌ動詞の第三類―複合動詞の人稱形に就て、『民族學研究 1(3)』日本文化人類学会

 

1950

吉沢典男 1952 複合動詞について、『日本文学論究』10、国学院大学国語国文学会

武部良明 1953 複合動詞における補助動詞的要素について、『金田一博士古稀記念言語民族論叢』、三省堂

橋本四郎 1957 副詞的機能をもつ動詞重複形、『国語学』30

秋永一枝 1957 アクセント推移の要因について、『国語学』31

関 一雄 1958 中古中世のいわゆる複合動詞について−源氏・栄花・宇治拾遺・平家の四作品における、『国語学』32

関 一雄 1959 複合動詞変遷上の一問題「他動詞+出づ」から「他動詞+出だす」へ、『言語と文芸』1(4) 、国文学言語と文芸の会

 

1960

鈴木重幸 1960 首里方言の動詞のいいきりの形、『国語学』『41

関 一雄 1960 いわゆる複合動詞の変遷、『国語と国文学』372)、東京大学国語国文学会、至文堂

森 昇一 1960 敬語の複合動詞--聞き驚き歎き給ふ、『國學院雜誌』61(7)、國學院大學綜合企画部

西尾寅弥 1961 動詞連用形の名詞化に関する一考察『国語学』43

佐久間鼎 1961 動作を表現する構文とその構造図式『国語学』47

山崎良幸 1962 文の構造 −特に助動詞の機能に関連して−『国語学』48

進藤咲子 1962 サ変複合動詞の語彙からみた江戸語と東京語『国語学』48

国田百合子 1963 尊敬語と用言との関係−平安朝文献を中心として−『国語学』52

竹内美智子 1963 『和泉式部日記』の語彙に関する一考察『国語学』53

飛田良文 1963 和英語林集成におけるサ変複合動詞の上一段化『国語学研究』3、『国語学研究』刊行会

関 一雄 1963 中古の複合動詞の名詞化をめぐって『言語と文芸』5(6)、国文学言語と文芸の会

築島 裕 1963 ツンザクとヒツサグとの語源について『国語学』54

野林正路 1965 核文の設定と変形への段どり『国語学』63

佐久間博子 1965 『源氏物語』の複合動詞「思ふ」を含むものについて『国文学攷』37、広島大学国語国文学会

関 一雄 1966 『かへりみる』と『みかへる』の消長(1)―複合動詞変遷の一例『山口大学文学会誌』17(2)

関 一雄 1967 『かへりみる』と『みかへる』の消長(2)―複合動詞変遷の一例『山口大学文学会誌』18(1)

関 一雄 1968 『かへりみる』と『みかへる』の消長(3)―複合動詞変遷の一例『山口大学文学会誌』19(1)

新山茂樹 1968 『和英語林集成』に見えるサ変複合動詞について--初版・三版における異同事例の一考察、『国学院雑誌6910)、国学院大学出版部

新山茂樹 1968 『和英語林集成』に見えるサ変複合動詞について初版・三版における異同事例の一考察-『国学院雑誌』6912、国学院大学出版部

種 友明 1968 『万葉集』のカ変上接複合動詞について、『和洋女子大学大学紀要13

寺村秀夫 1969 活用語尾・助動詞・補助動詞とアスペクト(その一)『日本語・日本文化』1、大阪外国語大学

中村幸弘 1969 『万葉集』中の「思ひー」型複合動詞について、『国語研究28』、国学院大学国語研究会

 

1970

宮島達夫 1970 語いの類似度『国語学』82

宮島達夫 1972 『動詞の意味・用法の記述的研究』秀英出版

阪倉篤義 1973 『語構成の研究』角川書店

森野繁夫 1974 六朝訳経の語法―補助動詞をともなう複合動詞、『広島大学文学部紀要』33

志村良治 1975 漢語における使成複合動詞の成立過程の検討、『東北大学文学部研究年報』24

東辻保和 1975 いわゆる複合動詞後項の意義論的考察―源氏物語を資料として、『国文学攷』69、広島大学国語国文学会

姫野昌子 1975 複合動詞・『〜つく』と『〜つける』『日本語学校論集』2 、東京外国語大学外国語学部附属日本語学校

姫野昌子 1976 複合動詞の『〜あがる』、『あげる』および下降を表す複合動詞類『日本語学校論集』3、東京外国語大学外国語学部附属日本語学校

長嶋善郎 1976 複合動詞の構造『日本語講座4日本語の語彙と表現』、大修館書店

姫野昌子 1977 複合動詞『〜でる』と『〜だす』、『日本語学校論集』4東京外国語大学外国語学部附属日本語学校

城田 俊 1977 《う/よう》の基本的意味『国語学』110

関 一雄 1977 『国語複合動詞の研究』笠間書院

松田三千代 1977 紫式部日記の複合動詞、『成蹊国文』10、成蹊大学文学部日本文学科

久野 ワ 1978 『談話の文法』大修館

東辻保和 1978 平安時代複合動詞後項索引稿―上―、『高知大学学術研究報告 人文科学』27

内田賢徳 1978 複合動詞論のために、『帝塚山学院大学研究論集』13

姫野昌子 1978 複合動詞『〜こむ』および内部移動を表す複合動詞類、『日本語学校論集』5東京外国語大学外国語学部附属日本語学校

森田良行 1978 日本語の複合動詞について、『講座日本語教育』第14分冊、早稲田大学語学教育研究所

長嶋善郎 1979 アゲル・キル・オエル・オワル(柴田武・國廣哲彌・長嶋善郎・山田進・浅野百合子『ことばの意味3辞書に書いていないこと』に収録、平凡社、1982

東辻保和 1979 平安時代複合動詞後項索引稿―下―、『高知大学学術研究報告 人文科学』28

姫野昌子 1979 複合動詞『〜かかる』と『〜かける』、『日本語学校論集』6東京外国語大学外国語学部附属日本語学校

内田賢徳 1979 『あり』を前項とする複合動詞の構成、『万葉』101、万葉学会

 

1980

影山太郎 1980 『日英比較 語彙の構造』松柏社

美尾浩子 1980 日本語における複合動詞表現の多様性、『静岡女子大学研究紀要』14

姫野昌子 1980 複合動詞「〜きる」と「〜ぬく」,「〜とおす」、『日本語学校論集』7東京外国語大学外国語学部附属日本語学校

東辻保和 1980 平安時代の複合動詞後項について、『国語教育研究』26上、広島大学教育学部光葉会

大野 透 1981 「愛」「愛す」に就て『国語学』126

奥津敬一郎 1981 移動変化動詞文−いわゆるspray paint hypallageについて−『国語学』127

姫野昌子 1982 対称関係を表す複合動詞―「〜あう」と「〜あわせる」をめぐって『日本語学校論集』9、東京外国語大学附属日本語学校

山本清隆 1983 複合動詞における格の問題『国語学』132

金水 敏 1983 上代・中古のヰルとヲリ状態化形式の推移『国語学』134

富山民蔵 1983 『語構成から見た日本書紀・古事記の語・語彙の比較研究古事記の性格に関する研究 (下)』風間書房

田辺和子 1983 複合動詞の意味と構成―「〜ダス」・「〜アゲル」を中心に『日本語と日本文学』3

石井正彦 1983 現代語複合動詞の語構造分析における一観点、『日本語学』2-8

石井正彦 1983 現代語複合動詞の語構造分析−<動作>・<変化>の観点から−『国語学研究』23

土屋博嗣 1983 「〜を出す」を伴う複合動詞の受動形、『亜細亜大学教養部紀要』27、亜細亜大学教養部

須賀一好 1983 現代語における複合動詞の自・他の形式について、『静岡女子大学研究紀要』17

久野 ワ 1983 『新日本文法研究』大修館

石井正彦 1984 複合動詞の成立−V+Vタイプの複合名詞との比較−『日本語学』3-11

青木千代吉 1984 複合動詞の研究―いわゆる接尾語との複合について『上田女子短期大学紀要』7

寺村秀夫 1984 『日本語のシンタクスと意味U』くろしお出版

山本清隆 1984 複合動詞の格支配『都大論究』21   

南 芳公 1984 いわゆる複合動詞の後項についてー古今集における「〜かへる」の解釈をめぐって、『語学文学』22、北海道教育大学語学文学会

生越直樹 1984 日本語複合動詞後項と朝鮮語副詞・副詞的な語句との関係―日本語副詞指導の問題点、『日本語教育』52、日本語教育学会

島村礼子 1985 複合語と派生語―漢語系複合動詞を中心に、『津田塾大学紀要』17

斎藤倫明 1985 複合動詞後項の接辞化−「返す」の場合を対象として−『国語学』140

Yoshiko TagashiraJean Hoff 1986 『日本語複合動詞ハンドブック』北星堂書店

斎藤倫明 1986 複合動詞音便形の意味―「接頭辞化」と「強調化」をめぐって、『宮城教育大学国語国文』16

小口叔枝 1986 複合動詞「V+あう」の名詞化へのハイアラキ、『麗沢大学紀要』43

新美和昭 1987 『複合動詞 外国人のための日本語例文・問題シリーズ』荒竹出版

石井正彦 1987 漢語サ変動詞と複合動詞『日本語学』6-2

石井正彦 1987 複合動詞の成立条件『ケーススタディ日本文法』桜楓社

野村雅昭・石井正彦 1987 『複合動詞資料集』国立国語研究所

鵜殿倫次 1987 中国語の方向性複合動詞と場所目的語、『愛知県立大学外国語学部紀要, 言語・文学編』19

鵜殿倫次 1988 中国語の使役・連動と方向性複合動詞、『愛知県立大学外国語学部紀要, 言語・文学編』20

石井正彦 1988 辞書に載る複合動詞・載らない複合動詞『日本語学』7-5

石井正彦 1988 接辞化の一類型−複合動詞後項の補助動詞化−『方言研究年報』30

斎藤倫明 1988 複合動詞「引く+〜」の意味の多様性『国語学』152

小田朗美 1989 日英複合動詞の形式的・意味的特徴及び発想について『ノートルダム清心女子大学紀要. 外国語・外国文学編』131

嶋田裕司 1989 日本語の複合動詞と複合名詞の意味的相違、『横浜市立大学論叢 人文科学系列』403

藤井俊博 1989 続紀宣命の複合動詞―漢語との関係を中心として、『国文学論叢』34、龍谷大学国文学会出版部

 

 

1990年代

望月圭子 1990 日・中両語の結果を表わす複合動詞、『東京外国語大学論集』40

藤井俊博 1990 今昔物語集の語彙形成 : 複合動詞の構成を通して、『同志社国文学』33

待場裕子 1990 日中の複合動詞の対照研究(一)―中国語の「動詞+結果補語」構造の場合『流通科学大学論集 人文・自然編』22

鈴木孝夫 1990 『日本語講座新装版4 日本語の語彙と表現』大修館

南場尚子 1991 複合動詞後項の位置づけ、『同志社国文学』34

待場裕子 1991 日中の複合動詞の対照研究(ニ)―中国語の「動詞+方向補語」構造の場合『流通科学大学論集 人文・自然編』32

姫野昌子 1991 複合動詞について、『月刊 日本語』411

林 慧君 1991 現代語複合動詞の構造についてー動詞の自他を通して、『語文研究』72、九州大学国語国文学会

待場裕子 1992 日中の複合動詞の対照研究(三)―中国語の「動詞・形容詞+派生義を表す方向補語」構造の場合(上)『流通科学大学論集 人文・自然編』42

斎藤倫明 1992 『現代日本語の語構成論的研究―語における形と意味』ひつじ書房

石井正彦 1992 動詞の結果性と複合動詞『国語学研究』31

中村その子 1992 現代語複合動詞の多様性―比喩性との関連において、『関東学院大学文学部紀要』66

林 四郎 1993 語の意味づきと意味づけ、その循環『国語学』175

影山太郎 1993 『文法と語形成』ひつじ書房

待場裕子 1993 日中の複合動詞の対照研究(四)―中国語の「動詞・形容詞+派生義をあらわす方向補語」構造の場合(下)『流通科学大学論集 人文・自然編』52

森田良行 1994 『動詞の意味論的文法研究』明治書院

山王丸有紀 1994 中古複合動詞意味重点の一考察、『成蹊国文』27、成蹊大学文学部日本文学科

高原璃穂 1995 現代複合動詞前項と後項の意味の関係―「〜だす」を対象として『フェリス女学院大学日文大学院紀要』3

坂原 茂 1995 複合動詞「て来る」の2つのアスペクト用法『日本認知科学会大会論文集 = Annual meeting of the Japanese Cognitive Science Society12

林 翠芳 1995 三次結合複合動詞と二次結合複合動詞とのかかわり『同志社国文学』42

田辺和子 1995 日本語の複合動詞の後項動詞にみる文法化『日本女子大学紀要 文学部』45

須田義治 1995 動作の始まりを表す「しだす」と「しはじめる」の違いについて−類義語の理論的な考察の試み−『日本語学科年報』17   

影山太郎 1996 『動詞意味論言語と認知の接点』くろしお出版(中国語翻訳『動詞語義学−語言与認知的接点』于康,張勤,王占華(訳)、2001、中央広播電視大学出版社)

三宅知宏 1996 日本語の受益構文について『国語学』186

神谷かをる 1996 古今集の語彙:複合動詞を中心に『光華女子大学研究紀要』34

三王丸有紀 1996 古典語複合動詞の構造:?型複合動詞の発見『成蹊人文研究』4

安 善柱 1996 複合動詞の構造分析に関する一考察―前・後項動詞とも単独用法での意味・機能を保っている組み合わせを中心に『言語学論叢』14

大島悦子 1996 「複合動詞」における後部要素の用法についてー『源氏物語』を例として、『早稲田大学教育学部学術研究 国語・国文学編』45

永井鉄郎 1996 日本語複合動詞の教育について、『日本語教育』88、日本語教育学会

林 翠芳 1996 古典語複合動詞から現代語複合動詞へ、同志社国文学『44

岡野幸夫 1996 平安・鎌倉時代の和文における「はつ(果)」「をはる(終)」の意味用法―補助動詞的な複合動詞後項の意味用法の通時的研究のために、『国文学攷』152、広島大学国語国文学会

岡野幸夫 1997 鎌倉時代における補助動詞的な複合動詞後項の意味用法『国語学』188

斎藤倫明・石井正彦 1997 『日本語研究資料集 語構成』ひつじ書房

影山太郎・由本陽子 1997 『語形成と概念構造』研究社

松本 曜 1997 空間移動の言語表現とその拡張、『日英語比較選書6 空間と移動の表現』研究社

高原瑞穂 1997 複合動詞前項の意味に関する一考察―「飛び〜」を対象として『フェリス女学院大学日文大学院紀要』5

江田すみれ 1997 専門書における複合動詞の用法と指導上の留意点―日本語学関係の本の用例をもとに、『杏林大学外国語学部紀要』9

 大山シアノ 1997 V-V複合動詞における認知言語学的考察―「〜出す」複合動詞に関して、『教育学研究紀要』43(第2部)、中国四国教育学会

川北直子 1997 <上>が<下>の反義でなくなるときー日本語複合動詞における後項動詞、『藝文研究』72、慶応義塾大学芸文学会

イ キョンス 1997 中間的複合動詞「きる」の意味用法の記述―本動詞「切る」と前項動詞「切る」,後項動詞「−切る」と関連づけて『世界の日本語教育 日本語教育論集』7

塚本秀樹 1997 日本語における複合動詞と格支配『言語学の視界』大学書林

余田弘実 1997 加熱調理操作を表わす複合動詞に関する報告―江戸時代料理書を資料にして、『西山学報』45、京都西山短期大学

桑原文代 1998 変化の開始を表す「〜はじめる」『日本語教育』99日本語教育学会

仁田義雄 1998 相互構文を作る「Vシアウ」をめぐって『阪大日本語研究』10 

蜂矢真郷 1998 『国語重複語の語構成論的研究』塙書房

小林英樹 1998 複合による他動化『国語学』192

合田時江 1998 「思う」ことと「見る」ことー源氏物語の複合動詞を中心に『園田学園女子大学論文集』33I

神谷かをる 1998 近代詩・短歌・唱歌・流行歌の複合動詞による韻文的語彙―古典語(古今集)との比較『光華日本文学』6

ウィライラック タンシリトンチャイ 1998 タイ人日本語学習者による複合動詞「〜きる」の誤用について『藝文研究』74

大野純子 1998 複合動詞と接辞ラレ『大正大學研究紀要 人間學部・文學部』83

秋山 淳 1998 語彙概念構造と動補複合動詞、『中国語学245』日本中国語学会

中村その子 1998 日本語複合動詞の意味形成と特性:言語認知の立場から、『経営・情報研究:多摩大学研究紀要』2、多摩大学

松本 曜 1998 日本語の語彙的複合動詞における動詞の組み合わせ『言語研究』114

岡野幸夫 1998 複合動詞の構成要素間に介在する係助詞の意味機能―『源氏物語』を対象として『山口国文』21

朴 敏英 1998 <始動>の意味を表す複合動詞―文脈に見られる局面の違いを中心として、『言語・地域文化研究』4、東京外国語大学

謝 育新 1998 日本語の複合動詞の後項部分と中国語の方向補語との対応関係について『無差』5京都外国語大学

文 慶普@1998 構成要素の存在様式から見た複合動詞「+切る」の諸構造、『文芸研究』146、日本文芸研究会

影山太郎 1999 『形態論と意味』くろしお出版

山王丸有紀 1999 古典語複合動詞の研究 、『成蹊人文研究』7

姫野昌子 1999 『複合動詞の構造と意味用法』ひつじ書房

鈴木 泰 1999 古典対照語い表と分類語彙表―「行く」を後項素とする複合動詞の場合、『国文学解釈と鑑賞』641)、至文堂

小島聡子 1999 複合動詞後項「行く」の変遷、『国語と国文学』764)、東京大学国語国文学会、至文堂

甲斐朋子 1999 複合動詞「〜こむ」の程度深化の用法 (第二言語としての日本語、第二言語としての英語をどう教えるか)、『ポリグロシア』2、立命館大学言語教育センター

林 翠芳 1999 古典語複合動詞の消長―「思う」を中心にー『ポリグロシア』第2巻、立命館大学言語教育センター

緒方隆文 1999 完了の句動詞と複合動詞『神戸山手女子短期大学紀要』42

 

2000

林 翠芳 2000 『日本語複合動詞の研究』中山大学出版社

山川 太 2000 複合動詞「〜すぎる」について、『日本語・日本文化』26、大阪外国語大学留学生日本語教育センター

新居田純野 2000 日本語の複合動詞とそれに対応する英語の表現形式との対比に向けての一試論『フェリス女学院大学文学部紀要』35

青木博史 2000 複合動詞「〜なす」について、『国語国文』6911)、京都大学文学部国語国文学研究室

百留康晴 2000 近世複合動詞の歴史的様相、『言語科学論集』4、東北大学大学院文学研究科

影山太郎編 2001 『日英対照動詞の意味と構文』大修館

岡野幸夫 2001 『和泉式部日記』の複合動詞、『鳥取短期大学研究紀要』43

岡田幸彦 2001 空間移動を表す動詞の分析構文特性・アスペクト特性・タクシス特性に基づいて、『日本語科学』(10) 

松田文子 2001 複合動詞後項「〜こむ」の意味、『人間文化論叢』4 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科

松田文子 2001 コア図式を用いた複合動詞後項「〜こむ」の認知意味論的説明『日本語教育』111日本語教育学会

寺田裕子 2001 日本語の二類の複合動詞の習得『日本語教育』109日本語教育学会

浜田奈穂子 2001 局面動詞『しかける』について『日本研究教育年報』5   

石井正彦 2001 複合動詞の語構造分類『国語語彙史の研究』20、和泉書院

木村裕章 2001 中国語における動賓構造の複合動詞内部の結合性について、『東亜法学論叢』6、東亜大学法学部

山王丸有紀 2001 古典語に於ける三語から成る複合動詞『成蹊國文』34

姫野昌子 2001 複合動詞の性質、『日本語学』209)、明治書院

小林英樹 2001 複合動詞の文法、『日本語学』209)、明治書院

小島聡子 2001 平安時代の複合動詞、『日本語学』209)、明治書院

百留康晴 2001 動詞連接から複合動詞へー「入る」の補助動詞化を中心に、『文芸研究』152、日本文芸研究会

藤井俊博 2001 今昔物語集の漢語サ変動詞―複合動詞の構成を通して、『同志社大学留学生別科紀要』1

何 志明 2001 日本語の語彙的複合動詞における「原因」の複合動詞の組み合わせ、『筑波応用言語学研究』8

石井正彦 2002 「既製」の複合動詞と「即席」の複合動詞−小説にみる現代作家の語形成−、『国語論究10 現代日本語の文法研究』明治書院

由本陽子 2002 語彙概念構造の組み替えを伴う統語的複合語伊藤たかね編『シリーズ言語科学1 文法理論 レキシコンと統語』東京大学出版会

今泉志奈子・郡司隆男 2002 語彙的複合における複合事象伊藤たかね編『シリーズ言語科学1 文法理論 レキシコンと統語』東京大学出版会

松本 曜 2002 使役移動構文における意味的制約、『シリーズ言語科学2認知言語学T:事象構造』東京大学出版会

影山太郎 2002 語彙と文法斎藤倫明編『朝倉日本語講座4:語彙・意味』朝倉書店

影山太郎 2002 概念構造の拡充パターンと有界性、『日本語文法』22)、日本語文法学会

井本 亮 2002 複合動詞「V−すぎる」の意味解釈について『言語科学研究 神田外語大学大学院紀要』8

伊藤たかね・杉岡洋子 2002 『語の仕組みと語形成』研究社

伊藤たかね編 2002 『シリーズ言語科学1 文法理論 レキシコンと統語』東京大学出版会

百留康晴 2002 複合動詞後項「―出す」における意味の歴史的変遷、『文化』6612)、東北大学文学会

日野資成 2002 複合動詞「―出す」の分類―統語論的・意味論的方法を使って、『日本研究国際日本文化研究センター紀要』25

何 志明 2002 日本語の語彙的複合助詞における「手段」の複合助詞の組み合わせ、『日本語教育』115、日本語教育学会

何 志明 2002 「様態・付帯状況」の複合動詞の組み合わせ、『日本語と日本文学』35、筑波大学国語国文学会

何 志明 2002 日本語の語彙的複合動詞における「並列関係」の複合動詞の組み合わせ、『言語学論叢』21、筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科

趙 南弼 2002 三島由紀夫『豊饒の海』における局面を表す複合動詞の研究、『岡大国文論稿』30、岡山大学文学部日本語日本文学研究室

金 美仙 2002 現代日本語の複合動詞「〜しつづける」のアスペクト性について、『言語・地域文化研究』8、東京外国語大学大学院

松田文子 2002 日本語学習者による複合動詞「〜こむ」の習得『世界の日本語教育 日本語教育論集』12

酒匂志野 2002 源氏物語における複合動詞「〜しそむ」の意味、『国文』97、お茶の水女子大学国語国文学会

李 良林 2002 語彙的複合動詞における構成要素の組み合わせー再帰性に基づく他動性の観点から、『言語科学論集』6 東北大学大学院文学研究科

橋本 力 2003 日本語HPSG―統語的複合動詞の統語・意味構造の処理(言語知識・解析・言い換え)『情報処理学会研究報告. NL, 自然言語処理』 200376

杉浦 隆 2003 「オノマトペ+つく」の形式を持つ日本語の複合動詞について『大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要』2

池谷知子 2003 終了を表す複合動詞後項「〜おわる」と「〜おえる」について『日本語・日本文化研究』13

東辻保和編 2003 『平安時代複合動詞索引』清文堂出版

谷口龍子 2003 日本語と中国語のV1+V2型複合動詞―日本語教育へ向けての対照分析、『日本語と日本語教育』32、慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター

小林英樹 2003 漢語複合動詞をめぐって、『語学と文学』39、群馬大学語文学会

成 允廷 2003 古代語の終了段階を表す複合動詞の後項要素についての考察―『源氏物語』の「はつ」、『今昔物語集』の「をはる」を中心に、『国文』99 お茶の水女子大学国語国文学会

百留康晴 2003 複合動詞と動詞連接―「〜出づ」を中心に、『国語と国文学』808)、東京大学国語国文学会、至文堂

 

林 翠芳 2004 複合動詞との関わりから見たV+V型複合名詞『ポリグロシア』8

影山太郎 2004 英語結果構文と日本語結果複合動詞におけるforce dynamics『人文論究』54/1

斎藤倫明 2004 『語彙論的語構成論』ひつじ書房

松田文子 2004 『日本語複合動詞の習得研究認知意味論による意味分析を通して』ひつじ書房

平澤佳代 2004 「V+つづける」に見る語結合と意味―中国語との比較対照の観点から、『言語と交流』7 、言語と交流研究会

李 良林 2004 「〜つける」複合動詞の意味用法―連語との関わりから、『国語学研究』43 『国語学研究』刊行会

百留康晴 2004 大蔵虎明本狂言集における複合動詞後項の文法化、『文化』6812)、東北大学文学会

陳  曦 2004 中国人学習者における複合動詞の習得に関する一考察―「〜あう」と「〜こむ」の理解に基づいて、『ことばの科学』17、名古屋大学言語文化研究会

田中衞子 2004 類義複合動詞の用法一考―日本語教育の視点から、『言語と文化』10、愛知大学語学教育研究室

松岡知津子 2004 複合動詞「〜スル」を形成する漢語名詞について、『日本語教育』120、日本語教育学会

大島 一 2004 日本語における複合動詞の後項動詞「あがる・あげる」についてーポーランド語データとの対照研究から、『一橋研究』284)、一橋研究編集委員会

青木博史 2004 複合動詞「〜キル」の展開、『国語国文』739)、京都大学文学部国語学国文学研究室

石 恩京 2004 現代日本語における複合動詞に関する考察:時代的相を表す後項動詞の意味分類、『立教大学日本文学』93、立教大学日本文学会

猿田知之 2004 反転する漢語―複合動詞を中心として、『茨城キリスト教大学紀要 I 人文科学』38

宋 殷美 2004 感情の複合動詞としての「待ち+V2」、『言語科学論集』8 東北大学大学院文学研究科

彭 広陸 2005 日本語の複合動詞に関する一考察、『日本文化研究』第16輯、韓国東アジア日本学会誌

由本陽子 2005 「V+かえる」と「V+直す」の意味と統語、『日本語文法』52)、日本語文法学会

由本陽子 2005 『複合動詞・派生動詞の意味と統語モジュール形態論から見た日英語の動詞形成』ひつじ書房

鎌田精三郎 2005 日本語複合動詞「〜し出す」の統語的・意味的特性について、『城西大学語学教育センター研究年報』1

佐野香織 2005 中・上級学習者の「つける」の典型概念―複合動詞類推研究に向けて、『アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター紀要』28

平澤佳代 2005 報道文に見る統語的複合動詞、『言語と交流』8、言語と交流研究会

宋 殷美 2005 類義語の複合による感情の複合動詞について、『東北大学言語学論集』14、東北大学言語学研究会

張  超 2005 VPシェル構造に基づいた二種類の複合動詞の再検討、『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部 文化教育開発関連領域』54

呉 海運 2005 (動詞連用形+動詞連用形)型複合名詞についてー複合動詞を背景に持たない成立群、『野州国文学75』、国学院大学栃木短期大学国文学会

工藤力男 2005 複合動詞論序説―とれたて・生まれたて、『成城国文学』21

工藤力男 2005 <立ちあげる>非文の説:複合動詞論・続、『成城文藝』192、成城大学文芸学部

王 怡人 2005 現代中国語の結果複合動詞形成―語彙的事象構造の立場からー、『現代社会文化研究』32、新潟大学大学院現代社会文化研究科

松田文子・白石知代 2006 コア図式を用いた複合動詞習得支援のための基礎研究とり〜」を事例として世界の日本語教育』(16

于  康 2006 「V上中「上」的義項分類与語義拡展機制言語と文化第9号、関西学院大学言語教育研究センター

于  康 2006 「V下」的語義拡展与結果義、『中国語の補語白帝社日本現代漢語語法研究論文選集》に再録、北京語言大学、2007

杉村 泰 2006 コーパスを利用した複合動詞「―直す」の意味分析、『言語文化論集』281)、名古屋大学大学院国際言語文化研究科

杉村 泰 2006 本動詞「返す」と複合動詞「ー返す」の意味の対応について、『ことばの科学』19、名古屋大学言語文化研究会

宋 殷美 2006 感情の複合動詞における後項動詞の接辞化について、『文化』6934)、東北大学文学会

李 良林 2006 複合動詞後項における意味の広がり−「〜ぬく」の場合を対象に、『国語学研究』45

柳谷里奈 2006 「思う」を含む複合動詞の分析、『北海道大学大学院文学研究科研究論集』6

平澤洋一 2006 移動複合動詞にみる意味の結合、『広島大学留学生センター紀要』16

加藤奈保子 2006 複合動詞の歴史的変遷―「〜かわす」「〜あう」を例に、『語彙研究』3、語彙研究会

中島紀子 2006 複合動詞に関する一考察―「〜きる」「〜とおす」「〜ぬく」の比較から、『国文学踏査』18、大正大学国文学会

陳  曦 2006 中国人学習者における複合動詞の習得に関する一考察:学習者の作文産出に基づいて、『ククロス 国際コミュニケーション論集』3、名古屋大学大学院国際開発研究科

青木 毅 2006 『水鏡』における複合動詞の諸相―文体分析のための基礎的調査として、『国文学攷』190、広島大学国語国文学会

木村恵介 2006 動補型複合動詞の構造、『千葉大学ユーラシア言語文化論集』9

石井正彦 2007 『現代日本語の複合語形成論』ひつじ書房

後藤英次 2007 『吾妻鏡』における複合動詞「仰〜」、『中京国文学』26、中京大学国文学会

金丸敏幸・村田真樹 2007 複合動詞と主体化に関する考察―複合動詞「〜づける」の分析を通して、『日本認知言語学会論文集』7、日本認知言語学会

野田大志 2007 分析可能性の低い語彙的複合動詞に関する一考察―「落ち着く」の意味分析、『日本認知言語学会論文集』7、日本認知言語学会

松本直子 2007 複合動詞の結果性―語彙的複合結果動詞と論理的複合結果動詞、『日本語教育論集』16 姫路獨協大学大学院言語教育研究科

平山允子 2007 中国人日本語学習者による「V1+V2」型複合動詞の理解―Dual mechanism modelの応用可能性、『言語科学論集』11 東北大学大学院文学研究科

平澤佳代 2007 複合動詞「V+きる」の実例調査、『言語と交流』10、言語と交流研究会

杉村 泰 2007 コーパスを利用した複合動詞「―直る」の意味分析、『言語文化論集』282)、名古屋大学大学院国際言語文化研究科

宋 殷美 2007 「思いー」を前項とする感情の複合動詞について、『東北大学言語学論集』16、東北大学言語学研究会

宋 殷美 2007 上昇・下降を表す動詞との結合による感情の複合動詞について、『文化』7034)、東北大学文学会

杉村 泰 2007 コーパスを利用した複合動詞「−戻す」の意味分析、『言語文化論集』291)、名古屋大学大学院国際言語文化研究科

杉村 泰 2007 複合動詞「−疲れる」の前項動詞の特徴について、『ことばの科学』20、名古屋大学言語文化研究会

杉村 泰 2007 コーパスを利用した複合動詞の類義分析―インターネット検索エンジンの利用―、『言葉と文化』8、名古屋大学大学院国際言語文化研究科

小俣佳啓 2007 複合動詞「〜きる」「〜ぬく」「〜とおす」について、『外国語学会誌』37、大東文化大学外国語学会

高橋葉子 2007 複合動詞「V+ダス」の解釈、『言語科学研究:神田外語大学大学院紀要』13

松本知子 2007 日本語の語彙的複合動詞における「行く」と「来る」について、『同志社女子大学大学院文学研究科紀要』7、同志社女子大学大学院文学研究科

赤井赳哉 2007 『枕草子』における方法としての「笑ひ」―雪山章段における「笑ふ」の複合動詞を中心に」『三重大学日本語学文学』18

申 亜敏 2007 中国語の結果複合動詞の項構造と語彙概念構造、『レキシコンフォーラム』3 ひつじ書房

陳  曦 2007 日本語複合動詞の習得状況と指導への問題提起―中国西安外国語大学における「〜あう」「〜こむ」の調査を中心に、『国際開発研究フォーラム』35(名古屋大学大学院国際開発研究科、

陳  曦 2007 学習者と母語話者における日本語複合動詞の使用状況の比較―コーパスによるアプローチ、『日本語科学』22、国書刊行会

淺尾仁彦 2007 意味の重ね合わせとしての日本語複合動詞、『京都大学言語学研究』26

杉村 泰 2008 コーパスを利用した複合動詞「−戻る」の意味分析、『言語文化論集』292)、名古屋大学大学院国際言語文化研究科

杉村 泰 2008 複合動詞「−切る」の意味について、『言語文化研究叢書』7、名古屋大学大学院国際言語文化研究科

野田大志 2008 複合動詞の構文的意味拡張に関する一考察、『日本認知言語学会論文集』8、日本認知言語学会

小久保崇明 2008 「仰せ出さる」小考―複合動詞「仰せ+動詞」+尊敬の助動詞「る(らる)」について、『桜文論叢』70、日本大学法学部

菊田千春 2008 複合動詞「Vかかる」「Vかける」の文法化―構文の成立とその拡張、『同志社大学英語英文学研究』81/82

村田 年 2008 文章と複合動詞―論述的な文章ジャンルを特徴づける新たな指標を探して、『日本語と日本語教育』36、慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター

斉木美知世 2008 「君を咲き誇ろう」の意味解釈―複合動詞の他動性をめぐって、『日本エドワード・サピア協会研究年報』22、日本エドワード・サピア協会

陳  曦 2008 日本語学習者と母語話者における日本語複合動詞使用状況の比較―作文データベースを用いて、『小出記念日本語教育研究会論文集』16、小出記念日本語教育研究会

福島一彦 2008 日本語の語彙的複合動詞におけるタイプ別生産性についてープロト意味役割を用いた説明、『言語研究』134日本言語学会

于  康 2009 複合動詞位移義与完成義的選択以「Vあげる」為例、『語言学研究第7輯、北京大学外国語学院外国語言学及応用語言学研究所編、高等教育出版社